お料理を
蕾芽:婀弥ネェ、釵惠ネェって本当に料理しない人だよね?
婀弥:うん、全然せぇへんな
蕾芽:作れるやつあるのかな?
婀弥:お茶漬けとカップ麺くらいでしょ
蕾芽:女としてダメじゃね?婀弥ネェ教えてあげればいいのに
婀弥:私もそうしたいけど、あいつが遠慮するもん。釵惠はしたくないんだよ
釵惠は料理が嫌いということは、蕾芽もよく知っていた
蕾芽:釵惠ちゃん
釵惠:あんだヨ?
蕾芽:一緒にお料理しません?
釵惠:しません
蕾芽:しようぜ、料理 楽しいよ?うまい食べ物を自分で作れるんだよ?
釵惠:できるか自信ないもん
蕾芽:できるよ、オレでも作れるんだから。ネェちゃんオレより1年長く生きてるんだから料理ぐらい知ってるだろ?
釵惠:知らない、拳法ならライより知ってる自信あるけど
蕾芽:今は料理の話をしてんだよ。釵惠ちゃんもいずれ母親になるんだから、料理できるようにならないと。お茶漬けとカップ麺しか作れない女なんて絶対にダメ
釵惠:失礼なこと言うな、私がその2つしか作れないとでも思ったか?
蕾芽:他に何ができる?
釵惠:冷凍食品をレンジでチンすることだってできるんだぞ?
蕾芽:バッカじゃねーの?そんなん料理 言えへんやろっ
釵惠:ちっ、うるせーな
蕾芽:悔しかったら目玉焼きの1つでも作ってみやがれ
釵惠:わ、分かったヨ
釵惠が卵を持ち、目玉焼きを作ろうとする
蕾芽:どうした?卵 割らないの?
釵惠:ベチョってなりそうで怖いし、殻が入ったらイヤだし。手本 見せて
蕾芽が軽々と目玉焼きを作った
釵惠:ニャオっ、上手
蕾芽:半熟だぜ?さ、おネェさんどうぞ?
釵惠が卵を割った。やはり上手くいかなかった
釵惠:ほら見ろ言わんこっちゃねー、もう目玉焼きじゃないだろ
蕾芽:じゃ、こうなったら炒り玉子にしよう。はい、箸 持って
釵惠が玉子をかき混ぜる
蕾芽:はい、できた
釵惠:わー、やったネ
軽く塩コショウで味付けして
蕾芽:どう?うまい?
釵惠:めっちゃおいしい
蕾芽:でしょ?自分で作ったのがおいしいって最高だろ?
釵惠:うん。料理って簡単ネ
蕾芽:まぁ、玉子料理は簡単だよ。慣れてきたらカレーとかハンバーグもできるようになるからさ
釵惠:うわー、絶対 面倒じゃん、作りたくないな
蕾芽:それが できちゃうんだよ。釵惠ネェはやったことがないからそう思うだけだよ。料理は楽しいから、信じて?
蕾芽が釵惠の肩に手を置き
蕾芽:また一緒に作ろう?釵惠ネェでもできる料理、伝授するから
釵惠:うん、また教えて




