爷爷(イエイエ)奶奶(ナイナイ)
ゴールデンウィーク。今日はお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの家へ行きます。
雪蘭:こんにちは
釵惠:ニーハオ
婀弥:ダージャオ
蕾芽:お邪魔します
牙獅:よく来たな
莉詁:おう、とーき
透希:おう
莉詁:あ、違うか、らいがか
蕾芽:オレ?
莉詁:お父さんと間違えたわ
蕾芽:マジかよ
久々に牙獅祖父ちゃん、莉詁祖母ちゃんに会った。2人とも70歳 過ぎてもまだまだ元気だ。
莉詁:本当に、婀弥はお父さんにそっくりだのー
婀弥:そう?
莉詁:目の形が一緒だわ
婀弥:お祖父ちゃんとも一緒だよね
莉詁:釵惠と蕾芽はお母さん似でな
蕾芽:そのようだね
釵惠:お祖父ちゃん、肩 揉みしてあげようか?
牙獅:おう、やってくれるか?
蕾芽:じゃあオレお祖母ちゃんの肩 揉む
莉詁:ありがとうね。いい子に育ってるねーシュエちゃん
雪蘭:いやいや、そんな
莉詁:かわいい孫がたくさんいて私たちは幸せだわ。私はいつ死んでもいいくらいじゃ
婀弥:お祖母ちゃん、変なこと言わないで
蕾芽:祖母ちゃんも祖父ちゃんも、まだまだこれからだぜ
牙獅:はっはっは
莉詁:しかし、孫は全部でどれだけいたかの?
牙獅:紅麻のとこは2人、容伽のとこも2人
莉詁:小雪は3人で、透希も3人で、10人孫がおるか
透希:すごいことだな
雪蘭:楽しいですね
莉詁:いやー、この前は融介と楊介たちが来たけど、いい大人になったわ
透希:あいつらは何歳になったんだ?
牙獅:二十歳だと
透希:そうか、もう成人したか
莉詁:容伽は 相変わらず金髪で、由子ちゃんは昔より少し肥えたわ
透希:そうだね、ゆぅさん太ったよな
蕾芽:また融介兄ちゃんたちと遊びたいよ。お父さん、また容伽さんに言っといて
透希:うん、また夏頃にな
牙獅:あー、気持ちよくなった。ありがとうな釵惠。ほい、お小遣い
莉詁:蕾芽も、お小遣いあげる
釵惠:ありがとう
蕾芽:何 買おうかな?
庭で遊ぼう
蕾芽:行くぞ釵惠
釵惠:来いやっ。後、ネェちゃんを付けろ
蕾芽:1つしか違わないからいいだろー?
釵惠:ダメだーっ
莉詁:本当に元気だねー、怪我せんか?
透希:大丈夫だよ、お母さんに似て強いから
雪蘭:お父さんも昔は喧嘩してたんでしょ?
透希:してたぜ、オレは高校時代までだけどな。
雪蘭:私たち親同士が若い時いろいろやってたからね
透希:オレは喧嘩だけど、あなたは拳法だからね。
雪蘭:何もしなくても、子供たちも自然と私らみたいになっちゃったね
透希:やっぱ血は争えんな
莉詁:うちの人も昔は、よう暴れてたからね
牙獅:昔の話しだぞ
フォンッ
釵惠:うらぁーっ
蕾芽:てやっ
婀弥:うわっ、釵惠が物干し竿を振り回してる
莉詁:こらー、サエーっ、そんなもん振り回すじゃないわっ
雪蘭:サエ、置きなさい
釵惠:はーい、ごめんなさい
透希:たぶん、釵惠はお祖父さんに似たか?
牙獅:だのー
夜
莉詁:蕾芽たち風呂 入り
蕾芽:おう
透希:子供らが入ったら お母さん入り
雪蘭:うん、ありがとう。本当に日本はいいですわ。水が豊富な国だから、毎日ちゃんとお風呂に入れる
透希:中国では、だいたいシャワーだもんな。洗面器にお湯 入れて髪洗ったり、足洗う程度だからな。
婀弥:またいつか中国に帰りたいな
釵惠:お姉ちゃんの生まれ故郷だもんね
莉詁:あ、そうか婀弥は中国で生まれたもんね
釵惠:私らハーフだけど国籍は、お姉ちゃんは中国人、私と蕾芽は日本人だから
夜中
透希:蕾芽は今日もお父さんの部屋で寝るの?
蕾芽:うん、お父さんが使ってたこの部屋で
釵惠:私は小雪さんの部屋
婀弥:私は、容伽さんの部屋
3人それぞれの部屋へ行き、寝る
透希:オレと雪蘭は、紅くんの部屋で寝るか
雪蘭:そうしよう
蕾芽:(あー、眠いぜ。寝よう)
釵惠:(いつもは お姉ちゃんと2人だけど、今日は1人か)
婀弥:(ここで容伽お兄さんが寝てたのか)
次の日
莉詁:起きー
釵惠:むー
莉詁:とーきー
透希:祖母さん、ガキの頃みたいに起こすなよ、うるせーな
莉詁:シュエちゃんは もう起きとるぞ
お祖母ちゃんの声で みんな目を覚ました
莉詁:あんたたちの お父さんは本当に寝起きが悪くて、毎日 困っとったわ
透希:言わんでええだろ
莉詁:休日は昼過ぎまでグースカして、そんで小雪さんに蹴り起こされて
蕾芽:さすがにオレは昼まで寝ないな
婀弥:うんうん
釵惠:お父さん休日を満喫しなかったの?
雪蘭:寝てばっかりでもったいない
透希:いいのいいの
しばらくして、帰る時間になった
莉詁:また来て
雪蘭:ありがとうございました
釵惠:また来るヨ
蕾芽:またな
爷爷[イエイエ]父親の父
奶奶[ナイナイ]父親の母
打搅[ダージャオ]お邪魔します