お父さんは分かってない
婀弥が蕾芽をいじってる
婀弥:うりうりっ
蕾芽:やめろっ
さらに釵惠も蕾芽をいじる
釵惠:バーカバーカ
蕾芽:ぬーっ、やめーいっ
やっと姉たちから解放された
蕾芽:(ちくしょー、あのバカ姉たち、消えちまえばいいのに)
父が来た
透希:どうした?またやつらに何かされたか?
蕾芽:うん、あのバカ2人にやられたよ
透希:おネェちゃんにバカは言っちゃいけないぞ?
蕾芽:あいつらが悪いんだもん
透希:分かるよ、蕾芽の気持ち
蕾芽:うーん
蕾芽は、何かつっかえてた
蕾芽:お父さん本当にオレの気持ち分かってる?
透希:分かってるよ。姉に いじられるのって腹立つよな?
蕾芽:うん、それは分かってるよね。けどさ、お父さんは姉が1人じゃん。オレは姉2人だからさ
透希:まぁな
蕾芽:しかも お父さんは兄2人もいてさ、オレは兄いないんだよ?かばってくれる兄弟がいないし
透希:いや、お父さんべつに兄貴たちにかばってもらったことは、そんなにないけど
蕾芽:そんなにってことは、最低1回はあるんでしょ?お父さんは1人の姉に何かされても、2人の兄に助けてもらえてたんだろ?オレの場合は姉2人だけなんだよ、言ってみれば敵しかいないんだよ。だから お父さんにはオレの気持ち分からないんだよっ
透希:うーん、そうか。でも、イヤなことばっかりじゃないだろ?ネェちゃんたちと楽しく遊ぶ時もあるじゃん?
蕾芽:知らんっ、もうイヤだ
蕾芽は部屋にこもった。その後 父は、婀弥と釵惠を呼び出した
透希:婀弥、釵惠、ちょっと来てくれるか?
婀弥:ん?
釵惠:なにー?
透希:そこに座って
2人を座らせ、話す
透希:さっき蕾芽に何かした?
婀弥:べつに、いつものように ちょっと いじってただけ
透希:そうか。やっぱ楽しい?どう釵惠?
釵惠:えっと、うん楽しい
透希:うんうん、婀弥と釵惠は楽しくて蕾芽をいじってるんだよね。お前たちは、蕾芽の気持ち考えてる?
婀弥:えー、考えてない
透希:だよねー?蕾芽は やめてって言ってるもんね、それは分かってる?
釵惠:うん
透希:まぁ、いじるのは悪くない。だがよ、いじられる方の気持ちも考えろ。蕾芽は、いつもかも女2人にいじられてる、やめてと言ってもやめてくれない。これは もう、いじめてるのと一緒だよ?
釵惠:あー、そうか
透希:あいつがお前たちのことをシンデレラの姉みたいに意地悪だ みたいなこと言ってたよね?その理由が少しでも分かった?
婀弥:うん
透希:よし。少しでも分かればいい、これから分かっていってな?おネェちゃんなんだから
釵惠:はい、分かったヨ
婀弥:今すぐ謝った方がいいかな?
透希:まだいいよ、蕾芽が部屋から出てきたら さりげなく謝ればいいから
2時間後
蕾芽:(あー、寝ちまった)
蕾芽が部屋から出た
釵惠:あ、蕾芽
婀弥:おう蕾芽
蕾芽:うっ
蕾芽は顔をそむけた
釵惠:あれ、ダメか?私らの顔 見たくないのか?
蕾芽:違うよ、寝起きの顔を見られたくないだけ
婀弥:何だ、そうか。ねー、蕾芽
釵惠:さっき、私ら
蕾芽:あー、何も言うな。ごめんって言うんだろ?
婀弥:あれ、分かっちゃった?
蕾芽:分かってるよ、ネェちゃんの気持ちくらい。何年あんたらの弟やってると思ってんだ?
釵惠:さすがネ
蕾芽:ふんっ。あっ
蕾芽が父のとこへ行く
蕾芽:お父さん
透希:あ?
蕾芽:さっきは、ごめん。
透希:ふふ、何 言ってんだ




