従姉妹の家へ行こう
今日は伯父さんの家へ遊びに行きます。お父さんの1番上の兄、紅麻さんの家へ出発だ。
蕾芽:なぁ、婀弥ちゃん
婀弥:なんだー?
蕾芽:紅麻さんのとこって娘さんが2人じゃん?
婀弥:うん、紅葉姉ちゃんと愛星姉ちゃんね
蕾芽:婀弥ちゃんと釵惠ちゃんは女だから紅葉姉ちゃんたちと楽しくできるけど、オレだけ男だからさー、あんまり楽しめないんだよね
釵惠:いいじゃん、愛星姉ちゃんがかまってくれるでしょ?
蕾芽:うーん、まぁ
お父さんの兄貴、内木紅麻さんは4人家族。奥さんの亜輝さん、長女の紅葉[モミジ]さん23歳と次女の愛星[マナセ]さん19歳。
到着
透希:おじゃまするぜ
紅麻:どうぞ、入ってー
亜輝:いらっしゃい
雪蘭:おじゃまいたします
早速 家に入って、しゃべる。いつも通り、姉たちは従姉妹と盛り上がり、親は親同士 話している。オレは1人テレビを見る。
愛星:らーいが
蕾芽:あー?
愛星:テレビばっかり見てないで、私らのとこおいでよ
蕾芽:いいっ
愛星:あ、そう?んー、男の子が好きな物あったかな?
蕾芽:いいよ愛星姉ちゃん、気 使わないでくれ
こんなことなら留守番してる方がよかった。
透希:本当に紅葉も愛星もいい女性になってきたな
紅麻:そうか?
透希:紅葉は、若い時の亜輝さんに似てる。
紅麻:うん、そうそう
透希:そんで愛星は、紅くんの女バージョンだな
紅麻:だったら婀弥も透希の女バージョンだよ、目の形が同じだもん
透希:そうなんだよな。オレに似てキツい目になっちゃったな。でも、釵惠と蕾芽は母親に似て、キツくない目してるからなー
オレたち3姉弟は、婀弥はお父さん似で、釵惠とオレはお母さん似なのだ。
亜輝:そんじゃ、お昼ご飯 作りますか
雪蘭:はい、作りましょう
母と義伯母が昼ご飯を作り始めた。この匂いは、カレーだ。
愛星:らい
蕾芽:なにヨ?
愛星:今 中学 何年生?
蕾芽:2年だけど
愛星:いいねー、楽しいでしょ?
蕾芽:いや、べつに
紅葉:愛星は本当に蕾芽がお気に入りだね
愛星:かわいいもん
婀弥:どこがっ?
釵惠:かわいいとこなんてあるかな?
愛星:うーん、全体が、この雰囲気とか。
婀弥:あ、そう?
釵惠:愛星姉ちゃん、弟が欲しい感じ?
愛星:うん、そうなのよ。だから私から見たら蕾芽は すげーかわいいのよ
蕾芽:マジでか
昼ご飯ができた
愛星:蕾芽、私のとこおいで
蕾芽:はーい
愛星姉ちゃんの隣でご飯を食べた。
蕾芽:亜輝さん、もう一杯 食べていいですか?
亜輝:うん、いいよー
2杯目も食べ終わった。ご飯の後、体を動かそうと、オレは一人 庭へ出た
蕾芽:はっ、はっ、やっ、ホワチャーッ
釵惠:ホチャーッ
蕾芽:うわっ、危ねーな、急に後ろから来るなや
紅葉:おー、バトル開始だ
愛星:少し怖い
少し遊んで帰る時間になった
紅葉:またねー
婀弥:ありがとうー
釵惠:シェーシェ
愛星:ばいばーい
オレはお辞儀だけした
釵惠:蕾芽、楽しかったでしょ?
蕾芽:あ?うんー
婀弥:反応 薄い
蕾芽:そこそこ楽しかった。カレーおいしかったから、それは本当に良かった
ということでした。