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母に感謝


家に帰って、テレビを見る


蕾芽:この時間ってドラマばっかりなんだよなー、他にやってないのか?


何気に教育テレビを見てみると、おかあさんといっしょがやっていた。


蕾芽:おーう、これは懐かしい。うたのおにいさん、おねえさんは何代目だ?


ここで、「ないてたらね」という歌が始まった


蕾芽:ん?きいたことあるかな?覚えてるような、ないような。けど、懐かしく感じる。この歌をきいてる時、すごく気持ちよかったような


近くにあったクッションを抱いて、目を閉じて歌をきくと、何かを思い出した


蕾芽:あー、たぶんお母さんがうたってたのかな?きっとオレが泣いてる時にこの歌をうたいながら抱っこしてくれてたんだ。やばい、泣きそう


あの頃の母の優しさが胸いっぱいに広がった


蕾芽:お母さんに恩を返したい。オレには何ができるかな?


カレンダーを見ると、もうすぐ母の日


蕾芽:何してあげようかなー?何したら喜ぶかなー?


夜。母が風呂に入ってる時


蕾芽:お父さん、ちょっと聞きたいんだけどよ


透希:なんだ?


蕾芽:オレさ、母の日になったら お母さんに何かしてあげたいんだよ。けど何してあげればいいか分からなくてさ


透希:えー、何だろう、お母さん何が好きだっけ?


蕾芽:お父さんは、莉詁祖母ちゃんに何かプレゼントとかした?


透希:いや、覚えてない


蕾芽:何だよもう。どうしような?


透希:ネェちゃんたちと考えたら?


蕾芽:いや、オレはオレだけでやりたいから


インターネットを使って1人で考えることに


蕾芽:やっぱお母さんは花が好きなのかな?でもそれじゃ当たり前すぎるな。他にないかな?


プレゼントの例としてスイーツ、バッグ、洋服、靴、日傘、帽子、下着などと書かれていた


蕾芽:買うお金がないし、下着なんて絶対 無理だぜ。どうしようかな?オレは料理もあまりできないし、けど何かしてあげたいし、困ったな


そのまま何も思いつかず、ついに母の日がやって来てしまった。


蕾芽:しかたない、こうするか


学校から帰り、蕾芽はすぐ近くのスーパーへ行った。


夜、みんなご飯を食べ終わった。


蕾芽:お母さん、今日はオレが食器 洗うよ


雪蘭:え、本当に?助かるわー


婀弥:珍しいな


釵惠:どうしたんだろう


女たちは今日が母の日ということを知らない


蕾芽:皿洗いをして、その後に渡す


皿洗いが終わる頃、婀弥は風呂へ行き、釵惠は部屋でケータイをかまっていた


蕾芽:あれ、お母さん1人じゃないのよ。まぁいい、冷蔵庫


冷蔵庫からカップケーキを出し


蕾芽:お母さん、ほれ


雪蘭:ん?くれるの?


蕾芽:おう、母の日だからな


雪蘭:えっ


蕾芽は学校から帰ってすぐ近くのスーパーへ行き、250円のカップケーキを1つ買ってきた。夕食後、母の代わりに皿洗いをし、その後 渡すためにわざわざ買ってきたのだ。


雪蘭:これを買いにスーパーへ行ってたの?


蕾芽:そうだよ。こんなんで喜んでくれるか分からないけどさ。何をしてあげればお母さんに喜んでもらえるか、考えたけど分からなくて。まぁうまく言えないが、いつも、あーありが、(恥ずかしくて言えねー)


だが、あの歌を思い出すと、今までの感謝の気持ちが込み上げてくる。そこで蕾芽は言った。


蕾芽:あの、お母さんありがとう。感謝してるぜ。


雪蘭:わー、すごく嬉しい。あんた誰に似てそんないい子に育ったの?


蕾芽:誰に?そりゃ、お父さんかお母さんだろ


雪蘭:嬉しい、たぶんお父さんに似たんだ、お母さん何もしてなかったから


少し涙目になってる母を見て言った


蕾芽:お母さん、涙は流すなよ?いいから流すな


普段 泣くことがない母の涙を見ると、蕾芽も泣けてきてしまうからである


雪蘭:じゃあ、ケーキいただくね


蕾芽:うん、食べて


母親孝行 成功



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