#14
~~~~~~~
猫の女神は少し腑に落ちないという表情をしながら、抱き抱えていた白い子猫に話しかけた。
「……主様、私……ポンコツ扱いされています」
「まぁ、あの状況では仕方あるまいて」
「いつか汚名をそそがせて頂けますか?たとえばあの子が役目を果たし終えた時に」
「そうじゃのぉ。貴奴らの動き次第じゃが……まぁ、機会があれば、な」
子猫の言葉に、猫の女神は少し表情を曇らせる。
「彼女達は未だ気付きませんね」
「まぁ、貴奴らも何かと気せわしいようじゃからの。なればこそあの娘を送り込んだ訳じゃが」
「今回は少し危なかったようですが」
「うむ。じゃがまぁ見たところ、あの娘に任せておけば当面は大丈夫じゃろうて」
「それで、また様子を見に行かれるのですか?頻繁に界渡りされるとネズミに気付かれるのでは?」
「そのようなヘマはせぬ」
そう言うと子猫は猫の女神の腕から飛び降りると、軽く伸びをした。
見る見る間にその姿は成猫になり、そして体毛は黒く変色する。
ナ~オ~
白い子猫……いや、黒猫は一声鳴くと、揺らめくように姿を消した――
ここまでお読み戴きありがとうございました!
これにて第2話終了、一旦完結とさせて戴きます
物語はまだ続きますので、第3話の執筆が完了し次第連載を再開する予定です
★評価、ブックマーク、感想などで応援戴ければ、第3話執筆の原動力になりますのでよろしくお願いいたします!




