表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄?その言葉ずっと待ってました!〜婚約破棄された令嬢と氷の公爵様〜  作者: みのすけ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/68

64 婚約(ユリウス視点)

「父上、何故です⁈婚約を伏せるなんて!」


俺は珍しく、父に対して怒っていた。

もともと宰相である父とは顔を合わせる時間が限られている。本格的に第二王子側近として公務に就いた自分も相当に忙しく、さらに顔を合わせるのが難しい状況だ。


同じ王宮で仕事をしていても会えないが、それでもなんとか時間を合わせて婚約の報告に来たら「婚約の事実を当分伏せろ」と言う。


学園卒業までに自分で婚約者を決めたのだから、親は基本的に口を出さないと思っていた。

俺は婚約をいち早く公表して、レイに悪い虫が寄らない様にしたいと考えていたのに。


婚約は家同士の結び付きのため、家長である父の意見は絶対だ。


「時期をみて公表しろと言っている。お前も忙しいだろう」


「成婚ならまだしも、婚約発表するくらいの余裕はあります」


というか、早々に発表の機会を捩じ込みたい。


「ロバートはまもなく結婚式だったな。ライオール殿下の側近が立て続けに身を固めるのはうまくないだろう。お前がフリーだと思われた方が他家を取り込む余地がある」


「そんな事をしなくても、私が上手くやります」


「ライオール殿下の成婚式が終わらないと、お前も動けまい」


「だからと言って……これではセレス家側に要らぬ憶測を呼びます」


他ならぬレイにどう思われるか!

俺としては直ぐにでも成婚したいのに……

不誠実だと思われたくはない。


「ならばセレス伯爵家には私から説明しよう」


父上が自ら動くとは思わなかったので少し驚いた。

しかし家長として動くならここは大人しく任せる事にする。


まずは婚約しないと、成婚に辿り着けないのだから。

お立ち寄り頂きありがとうございます。

また、ここまでお付き合い下さりとても嬉しいです。

今日明日で完結する予定です。最後まで見届けて下さると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ