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音が降るまで

作者: 鳴宮ナルト

「音楽は人を不幸にする」

破られた楽譜は風に吹かれて

否定される孤独は

抱えるには大きすぎて


溢れる涙は五線譜に乗って

こっそり浜辺で作っていた

曲の続きを


さざ波にさらわれそうな君と出会い

僕の世界に音が生まれた


砂の上に刻んだ音が最高になるように

君が響かせて

僕は歌えないから


透き通る声が泡になって

海に消えていく

僕の孤独も不安も

あの海に溶けていく


僕のうたを歌う君が好きだから

この瞬間が愛おしくて

永遠に続いてほしくて

君のために作るんだ

君だけの曲を


僕の涙から始まった歌は

君の声で希望に変わる

孤独を嘆く寂しい歌が

夢を描く歌に変わる


僕のうたを歌う君が代好きだから

指でなぞった音を紡いで

永遠が一生来なくても

今を最高にして

君と響かせる


僕と君で声をあわせて

海風に乗せる

曲のフィナーレを

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