表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私を置いて、何処へでも

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

こんな人が近くに居てくれたら良い。

とはずっと昔から思ってます。

好きなタイプ。風来坊。目を離した隙に、何処か遠くへ行ってしまえる人。其れこそ私を置いて何処へでも。物理的でも身体的でも何方でも良い。


彼奴と付き合い始めた時の事はよく覚えている。太陽の様な弾けんばかりの顔でこう宣言した。

「誰かとどっか行くことは出来ません!! というか、何かしながら話すという事が私の負担になります。三時間が限界です。三時間過ぎたら、一人の時間を五分で良いので下さい。それで良ければ御付き合いお願いします」

世の中に『おもしれー女』と呼ばれるタイプの人間が居るかは分からない。否、分からなかった。けれどもあれ程の台詞を言ってのける事が出来るのは、『おもしれー女』に他ならないと思った。

「じゃあ、付き合うか」

恋愛における面倒事が嫌い。『私と仕事、どっちが大事なの?』なんて聞く人は寄らないで欲しい。だから好都合だと思った。

初めてのデートは博物館だった。眺めるだけ眺めたあと、近くにある椅子に座る。それからまた立ち上がり、作品を見る。その繰り返し。

ずっと立っている事が難しい様だった。歩き続けるという事が出来ない様だった。体力がない。だから持続させる為にこまめな休息を挟む。

「良いものですね。美術品やイベントは休み休み楽しむものです。間違っても、疲れと戦いながら見るものではありません」

そんな彼女とはよく、別行動をした。全く別の場所から気に入った写真を取って、相手に送る。途中で合流した彼女は何時も嬉しそうだった。嬉しそうに、此方の話を聞いてくれた。

「私、体力がないんです。長らく立っている事も、歩き続ける事も出来ません」

それは知っている。初めてのデートでもそうだった。

「でも、綺麗な光景を見るのは好きです。噛み締めるのも大好きです。だから貴方が何処かに出掛けるのを好ましく思っているんです。貴方は旅のお話を良くしてくれるから」

それからじっと此方を見詰めたあと、静かにこう言った。

「貴方に出会えて良かった。これから先も、遠くへ行って下さい。それこそ私を置いて何処へでも」

それは決して依存をしない、さっぱりしたビジネスパートナーの様な存在だった。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


私を置いて、何処へでも行けば良いでしょ!!

アンタ何か知らない!!

※通常訳

何処にも行かないで!! ほっとかないで。お願いだから。


というのが恋愛の鉄板ネタですが、私は非常に捻くれているので、言葉通りです。


私がぼんやりとしている間、それこそもの書いたり、イラスト漁ったり、動画見ている間、姿が米粒ぐらいになるまで遠くへ行って欲しいんです。

それで『おーい』って笑顔で手を振って欲しい。見てきた光景を、後で赤裸々に語って欲しい。


というのが私の理想なんです。


友人であっても、家族であっても、身体的、もしくは心理的に一人にならないと駄目な人間なんですよ。

だって疲れるじゃん。面倒じゃん。

なんでずっと一緒に居ないと駄目なのか。行かないと駄目なのか。はぐれたら駄目なのか。逐一報告の必要があるのか。

だって楽しいじゃん?

楽しくないですよ。少なくとも私は。全然楽しくない。だったら一人で何かを考えていたい。

何故平気なのか。人としての度量? それとも性能?

まぁ、対人関係スキルゴミ以下の欠陥品なんですけど。


すいません。友人間、家族間であっても、その気持ちが全く分かりません。生涯理解するつもりもありません。


こういうと大抵周りから『冷たい人』って言われるんだろうな。また爪弾きにされるんだろうな。

だから相手の土俵に入ってまで言うつもりは毛頭ありません。

そこまで私は愚かではありませんよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ