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⭕ 温泉で首長海竜と一緒


──*──*──*── 浴室


 洗面脱衣室で普段着の着物を脱いで丸裸になったオレは、浴室のスライド式の戸を開けて浴室の中へ入る。

 温泉へ浸かる前に万能石鹸ソープで髪,顔,身体からだすみ(ずみ)まで丁寧に洗った。

 万能石鹸ソープって便利だよなぁ。

 洗濯にも使えるようにして売り出したら、ガッポリ出来るんじゃないかな?

 ほんのり花の香りのする石鹸ソープとかカラフル蝋燭とか売れそうじゃん?

 セロに相談してみようかな?

 材料さえ揃えば、里人にも作れるだろうしな?

 里人に作り方を教える前に様に使って貰って、気に入ってもらわないとだよな。


 石,煉瓦,木があるけど、オレは先ず、煉瓦に入る事にした。

 肩まで浸かって、両足と両腕をピーンと伸ばして大きな伸びをした。


マオ

「 マオキノ、るか? 」


マオキノ

「 マオ様、どうされましたエリ? 」


マオ

「 セロに許してもらえてかったな。

  首長海竜の世話を任されたんだろ? 」


マオキノ

「 はいですエリ。

  セロ様の寛大な御情けで生かしていただけましたエリ 」


マオ

「 首長海竜の名前は決めたのか?

  迄も “ 首長海竜 ” じゃあな 」


マオキノ

「 “ オリィ ” と名付けましたエリ 」


マオ

「 オリィ?? 」


オリィ

「 クゥ~~ 」


マオ

「 ……………… “ クゥ ” じゃないんだ? 」


マオキノ

「 鳴き声は成長すると変わりますエリ。

  鳴き声とは関係無い名前にしましたエリ 」


マオ

「 そうなんだ。

  宜しくな、オリィ 」


オリィ

「 クゥ~~? 」


マオ

「 セロの言うとおりだな。

  ほんにマオキノになついてるんだ?

  こんな幼い首長海──オリィにも “ キノコンじる ” の凄さが分かるって事なのかな? 」


マオキノ

「 そうかも知れませんエリ。

  生存本能や防衛本能は高いみたいですエリ。

  好奇心旺盛ですけど、小心者みたいですエリ 」


マオ

「 海賊の所為かも知れないな。

  知らない場所で恐い思いをしたんだからさ 」


マオキノ

「 ………………マオ様…御免なさいでしたエリ。

  僕の為に……マオ様がセロ様の犠牲に…… 」


マオ

「 犠牲って──、大袈裟だなぁ。

  オレはセロと『 いいこと 』が出来て嬉しいんだよ(////)

  マオキノが気にする事ないよ。

  ──オリィが海賊に捕まってたら、どんな目に遭ってたのか想像は付かないけどさ、見世物にされてたりしたかも知れない。

  助けれてかったよな? 」


マオキノ

「 はいですエリ! 」


マオ

「 そう言えばさ、マオキノは離れ小島まで行ったんだ?

  かなり離れてただろ? 」


マオキノ

「 海面を割って歩きましたエリ 」


マオ

「 は?

  海面を割った??

  キノコンって、そんな荒業も出来るのか? 」


マオキノ

「 出来ますエリ。

  朝飯前ですエリ 」


マオ

「 マジかよ……凄いな…。

  流石、キノコンだよ。

  泳いで行ったんじゃないんだな~~ 」


マオキノ

「 泳ぐより海面割りをして走った方が早いですエリ 」


マオ

「 へぇ~~。

  ──で、海賊を “ ほふった ” って言ってたけど、一体なにをしたんだ? 」


マオキノ

「 1人残らずしく頂きましたエリ♥️ 」


マオ

べたのか?

  マオキノは大食いだな 」


マオキノ

「 テヘエリ♥️

  しかったですエリ~~~♥️♥️♥️

  鱈腹べれましたエリ♥️ 」


マオ

「 じゃあ、今の離れ小島には誰もないんだ? 」


マオキノ

「 今頃はセロ様がキノコンを大量投入させてると思いますエリ 」


マオ

「 そう言えば『 別荘を建てる 』って言ってたもんな 」


オリィ

「 クゥクゥ~~ 」


マオ

「 えへへ(////)

  オリィは可愛いな~~(////)

  噛み付いたりしないよな? 」


マオキノ

「 大丈夫ですエリ。

  セロ様とマオ様を敵視しないように躾ましたエリ 」


マオ

「 そ、そうなんだ…。

  自然界に帰す日がるかも知れないし、躾もほど(ほど)にな? 」


マオキノ

「 心得てますエリ♪ 」


 マオキノと話ながら、温泉で生き生きと泳ぐオリィとたわむれながら温泉に浸かる。

 こんな日がるなんて、思いもしなかったよなぁ~~。


マオ

「 オリィ、仲間の元に帰れるといよな 」


マオキノ

「 生き残るすべを体に叩き込まないと大型海獣の餌になってしまいますエリ。

  責任重大ですエリ 」


マオ

「 マオキノなら出来るよ。

  海中でも自在に泳げるんだろ?

  オリィのい見本になるよ 」


マオキノ

「 マオ様…。

  がとう御座いますエリ(////)」


 温泉から出たオレは、浴室を出て洗面脱衣室に入った。


──*──*──*── 洗面脱衣室


 バスタオルで身体からだに付いた水滴をいて、セロが用意してくれた浴衣を着た。

 下着は……無いな。

 セロめぇ──、なんで下着を用意してくれなかったんだよぉ!!

 下着を履く必要が無いって事なのかな??

 ………………そうだよな?

 これからセロと『 いいこと 』するんだもんな!!

 下着なんかわざ(わざ)身に付ける必要ないもんな!!

 ──いざ、めくるめくセロとの朝までコース♥️♥️♥️


 オレはセロと『 いいこと 』が出来るって事で、胸が高鳴っている。

 洗面脱衣室を出たオレは、セロが待ってくれている居間リビングへ戻った。

◎ 訂正しました。

  知るれないな。─→ 知れないな。

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