⭕ マオキノの処分 1
──*──*──*── 居間
夕食を終えて居間へ戻って来ると、マオキノとセノコンが立っていた。
何でセノコンも居るんだろうな??
マオ
「 マオキノ!
帰って来たんだな!
随分と遅かったじゃないか。
離れ小島に居た海賊はどうしたんだ? 」
マオキノ
「 セロ様ぁ!!
僕は……僕は……セロ様の御命令に背いてしまいましたエリぃ!!
申し訳…御座いませんでしたエリぃ!! 」
いきなりマオキノが器用に土下座をして、セロに頭を下げた。
セノコン
「 セロ様ぁ!!
マオキノを処分しないでくださいませエリぃ!!
セロ様の御命令に背いたマオキノは大罪犯ですエリぃ!!
それでも、どうか──どうか、御慈悲をくださいませエリぃ!! 」
いきなり何事だよ……。
セノコン迄もが器用に土下座をして、セロに謝罪をしている??
処分って、どゆこと??
マオ
「 セロ、処分って何だよ?
マオキノを処分って…… 」
セロフィート
「 マオキノ、お前は自分が犯した事の重大さを理解してますか? 」
マオキノ
「 僕は……セロ様から直々にマオ様の護衛を任されましたエリぃ!!
マオ様の護衛でありながら、分身体にマオ様を任せて……独断で離れ小島へ行きましたエリぃ!!
…………独断で海賊達を屠りましたエリ!! 」
セロフィート
「 そうです。
お前は創造主であり絶対主であるワタシの命に背きました。
お前に供給されている〈 テフ 〉を止
マオキノ
「 も……申し訳…御座いませんでしたエリぃ!! 」
セノコン
「 ──セロ様ぁ!!
チャンスを──マオキノにチャンスを与えてくださいませエリぃ!!
僕も…僕も一緒に罰
ですから──、どうか、どうかぁ── 」
セロフィート
「 セノコン、お前は戻りなさい。
お前
セノコン
「 セロ様ぁ!!
お願い致しますエリぃ!!
どうか御慈悲を── 」
セノコンは円
マオ
「 …………セロ、マオキノへの〈 テ
マオキノはオレの御世話役なんだからさ、オレが罰
セロフィート
「 マオ──、マオキノはワタシの所有物です。
マオキノの持ち主はワタシです。
マオキノの処分はワタシが決めます 」
マオ
「 オレは無事だし、怪我とかしてないし、マオキノに落ち度はないよ!
だろ? 」
セロフィート
「 マオ、マオキノは主
処分を下
例外はないです。
適切な処分を下
マオキノは “ 見せしめ ” として── 」
マオ
「 ──オレが悪いんだ!! 」
セロフィート
「 はい? 」
マオ
「 オレがマオキノに鳴き声
オレが『 助けよう! 』 なんて言わなければ──。
マオキノはオレの頼みを──我が儘を聞いてくれただけなんだ!!
オレが全部、悪いんだよぉ!!
セロの本もち
オレはマオキノが良
マオキノ以外のキノコンは嫌
マオキノ
「 マオ様ぁ…… 」
セノコン
「 マオ様ぁ…… 」
今
マオキノが処分されるなんて、オレだって嫌
オレに出来る事は何
セロに抱き付いてマオキノの処分をしないように懇願する事しか出来ないのかな??
他
セロフィート
「 …………今夜は『 いいこと 』をしなければいけませんね 」
マオ
「 セロ?? 」
セロフィート
「 ふふふ。
マオ、今夜は朝まで寝かせませんよ。
覚悟してください 」
マオ
「 ──っ(////)
それじゃあ!
マオキノの処分は無しって事か? 」
セロフィート
「 マオに免じて、処分は先送りにしましょう。
今回だけです。
マオキノに罰
マオキノ
「 処分……されないですかエリ…… 」
セロフィート
「 先送りです。
マオキノ、お前には “ 前科持ち ” の烙印を押します 」
マオキノ
「 はい…ですエリ… 」
セノコン
「 セロ様ぁ!!
御慈悲を有
セロフィート
「 マオキノ、付いて来
お前
マオキノ
「 はいですエリ… 」
セノコン
「 マオキノぉ…… 」
マオキノ
「 セノコン……僕の為に有
僕は…セロ様からの罰
セノコン
「 マオキノぉ!! 」
マオキノは円
セノコンは土下座をしたまま涙を流している。
マオ
「 処分はされない訳だし……、大丈夫…なんじゃないかな? 」
セノコン
「 …………マオ様は……セロ様の恐ろしさを知らないですエリぃ… 」
マオ
「 セロの恐ろしさ??
オレだって知ってるよ…。
セロの全部を知ってる訳じゃないけどさ…… 」
セノコン
「 マオ様の “ 知っている ” は、知っている内に入りませんエリぃ… 」
マオ
「 セノコン… 」
セノコンは唇を噛み締めながら体をプルプルと震わせている。
不謹慎かも知れないけど、プリンがぷ
うん、不謹慎極まりないから黙っていよう。
セノコンの言う通
オレが知っているセロは、ほんの1部分だけで知らないセロの方が多いのかも知れない。
オレの知らないセロをマオキノもセノコンも知っているんだろう。
………………オレの知らないセロか…………あんまり知りなくないなぁ。
知らないで居
セロを好きでいたいから。
セロを嫌
セロはマオキノに罰
[ 洗面脱衣室・温泉 ]のドアの絵に入って行ったけど……。
まさか、セロはマオキノを温泉の中で水攻め──温泉攻めをする気なのか?!
息を止
なんて酷い罰
オレがマオキノを助けないとだ!!
オレはマオキノが心配になって、[ 洗面脱衣室・温泉 ]のドアの絵の中へ入ろうとした。
だけど、中には入れなくなっていて──。
これじゃあ、マオキノを助けられないじゃないか!!
セロの仕業だ。
マオキノを罰
マオキノ…………無事で居
オレはマオキノの無事とセロがマオキノに酷い罰




