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テンプレ

テスト期間中に小説を書くというこの場違い・・・

「さーて久々に来たな、冒険者ギルド。

最初に魔界に来た時以来か」


「もう来ておったのか?」


「ああ、来た当初に門番さんにギルドカードは作って

おけよと言われたからな。な、む・ら・ま・さ?」


「そ、そうですね!」


「?」

ニアが首をかしげていたが、まあいいや。


俺は今冒険者ギルド前に立っていた。

ここに来るまでの道中、まあ大通りを通ってきたわけなんだけど、

まあ、他の人から目線がすごいよね。

魔王とあんなステータス見せた妖刀つれてるもんね。

ぶっちゃけここに来るまでだけでも疲れた。

ニアが将来の夫とか言うから、凄く微笑ましい目で見られるわけよ。

んで、「俺なんかでいいのか?」とか町の人達に聞いたら、

「あのころの魔王様は戦闘狂の目をしていたけど、今の魔王様は

恋する乙女の目になっちゃって、こっちとしてはうれしい限りだよ」

とか言われちゃって、ね?

そんなこんなで着いたわけ。


「とりあえず入るか」

ギルド内に入ってみると、

こっちの全員目が向いた。

もう気にしてもしゃあない、諦めよう。

「何かそれなりにお金が稼げるクエストありますか?」

と受付嬢に聞くと、

「そーですね、狩猟系ならやはりドラゴン系統が稼げますね」


「そうですか。今ならどんなのがいます?」


「今は春先なので、ロックドラゴンとか、フラワードラゴンとか

が旬ですかね」

ドラゴンに旬なんてあるのかよ。


「どっちがいい?」


「私はどちらでも」


「構わんぞ」


「そうか。なら、素材価格が高い方で」


「では、ロックドラゴンですね。

この紙にサインを」

そしてサインを書こうとして瞬間、


「ここにいたか!」

誰かの声がした。

振り向くと、いかにも貴族らしい恰好をした男が

立っていた。身長は俺と同じぐらい。

俗にいうイケメンに入る部類だろう。


「おい、そこの貴様!」

いったい誰を指しているのだろうか。


「マスターのことをどうやらさしているようですよ」

えー、絶対めんどくさいことになるから関わりたくないんだけど。


「こっちを向け!」

俺はしぶしぶ見た。


「私の名はロベルト・キース。

貴様、私と魔王様をかけて勝負だ!」


「おい、あれって・・・」


「昔来た縁談を断った中の一人だな」

やっぱり・・・


「あー、すまんがお前と勝負をする気はない」


「なんだ、逃げるのか?」


「いや、服を買うための資金を集めたくてな」


「それじゃあ、この勝負貴様の負けになるがいのか?」


「それだと何か問題があるのか?」


「魔王様は私がもらっていくがいいのか?」

はっきり言って別におれが恋をしているわけではないから

いいのだが、ここは建前を行った方がいいのだろうか?

いや、これで諦めてくれるなら万々歳だ。

「いいぞ、俺は気にしないからな」


「魁斗!?」


「だってそうだろう。俺がニアを好きなら話は別だが、

恋をしたのはニアの方だ。俺が戦う必要はない」

もっともな理由のはずだ。


「魁斗、もう一回あの雷食らいたい?」


「ふっふっふー、今はあの時の俺とは違うのだよ。

それにまだ、俺は奥の手を隠しているからな」


「何!?」


「おい、俺を置いてけぼりにするな!」


「あー、すまん、すまん。

欲しいなら持って行ってもかまわんぞ」

俺がそういうと、

「やっぱり魁人には一回童が直々にお仕置き

せんといかんようだな」

え、つまり・・・

「魁斗、もう一回私と勝負だ!」


ですよねー

めんどくさいがこのさいだ、うだうだ言ってても始まらん。

「わかった、乗ってやるよ」


その瞬間フィールドが展開した。



村「マスター、本当にいいのですか?」


魁「何がだ?」


村「マスターは、そこまでニアさんのことが嫌いではないと

思うんですが」


魁「・・・・どうだろうな、自分でもよくわからん」

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