あ、ギルドカード・・・
最近やる気が出ない
その後無説得をし、なんとか風呂に入れた。だが出たのは10時。
(説得➕村正が入ってる)時間でこんな時間になってしまった。
地球では8時には入ってたんだけどな。
あ、ちなみにお風呂は結構大きかった。
「さて、眠くなって来たしそろそろ寝るか」
「そうですね、マスター」
「なぜお前がさも当然かのようにいるんだ。
自分の部屋があるだろ。というか家に着いた時了承したやん」
「私がその程度で諦めるとでも?
あれはリアちゃんを騙すためのフェイクです」
「そうか、ならちゃんと今聞いたぞ」
「リアちゃん!?あなたはもう先に寝たはずでは?」
「さっきトイレに起きたらお前の部屋が空いててな。
中には誰もいないし、ご主人の部屋から声が聞こえたから
来てみれば・・・。とっとと部屋に戻るぞ」
ガシッ
「あー、やめてー!引っ張らないでー」
「今日はまたご主人の部屋に行くといけないから私も一緒に寝よう」
「えっ!」
「どうせお前のことだ。私がお前を部屋に戻した
寝たらまたこうなるに決まってる」
そう言って村正は襟をリアに掴まれ引きずられていった。
「じゃあ、ご主人おやすみ」
「おやすみ」
その後村正の悲鳴らしきものが聞こえたような気がしたが
聞こえないふりをした。
〜〜〜〜〜次の日〜〜〜〜〜
「いや〜、まだ眠いがそろそろ起きるか」
ちょうど朝7時だった。
起きるのにはいい頃合いだろう。
コンコン
「ご主人、朝ごはんができたぞ」
「あいよ」
着替えて俺はすぐ向かった。
朝ごはんはシンプルなものだった。
「ご飯、味噌汁、焼き魚。そうかそうか、
美味しそうだな。ご飯、味噌汁、焼き魚・・・って、
なぜこれがこっちの世界にある!?」
「ご主人達以前の転生者たちが教えたらしいよ」
「そ、そうなのか」
(意外とそういう事を考えていた転生者もいたんだな)
〜〜〜食後〜〜〜
「そういえば魔王城に行く前に何か忘れているような・・・」
「どうしたんですか、マスター?」
「いや何か忘れてる気がしてな。しかも結構重要な事。
・・・・・・そうだ!ギルドカードだ!」
門番さんに作っといてって言われたんだ。
「そういえば作ってませんでしたねー」
「リアはもう持ってるのか?」
「持ってるぞ」
「先に作っといたほうがいいよな。
よし作りに行こう。リア作る所まで案内してくれ」
「わかった」
〜〜〜〜〜移動中〜〜〜〜〜
「ここがギルドハウスだ」
「ここで作るのか?」
「そうだ」
リアの屋敷とまではいかないがさすがギルドハウス、
やはり大きい。
「んじゃ、入るか」
中はご飯どころとクエストカウンターらしきものが
合体したような場所だった。
俺も地球ではラノベをよく読んでいたから、
だいたい同じような感じだった。
クエストカウンターに行き、
「すいません、ギルドカードを作りたいのですが・・・」
「ギルドカードですね。お一人様だけですか?」
愛想のいい受付嬢が返してくれた。
「二人分です」
「わかりました。少々お待ちください」
「わかりました」
〜〜〜5分後〜〜〜
「すいません、お待たせしました。
この水晶に手を当ててください」
「これは、あれですか、ステータスを図る的なやつですか?」
「そうですが・・・?何か問題でも?」
「いえいえ、なんでもないです」
まずいここでスキルがバレるのは非常にまずい。
ステータスは元の姿だからいいんだが、スキルはまずい。
昨日色々作ったし、邪神変化なんて見つかったら、まあうわさに
なるだろうな。そんなことしたら王都の方にまで行ってしまう。
それだけは避けねば・・・
この時これが無駄な心配であることを魁斗はまだ知らなかった。
「村正先にやって」
「どうしてですか?」
俺は小声で
「スキル隠蔽を作成してくるから、それまでの時間稼ぎを
頼む」
「なるほど、わかりました。ただこれは貸しにしますよ」
「しゃあない。背に腹は変えられん。
というかお前も俺のスキルとかなんか言いふらすなよ」
「マスターの武器なんですから、自分のマスターがふりになることは
しませんよ。多分そこはリアちゃんも同じでしょうし」
「そうか。
すいません、トイレに行ってきますので、この子を
先にお願いします」
「わかりました。ではこの水晶に手を」
「はい」
妖刀村正
武器ランクSS➕
攻撃力SS➕
防御力SS
魔法攻撃力SS➕
魔法防御力SS
素早さSS
ユニークスキル
空間裁断、闇の力、吸収
「は、はぁぁぁぁ!?」
「お前もしかしてそのままのステータスを乗せたのか?」
「え、そうだけど・・・」
「はぁぁぁ」
その頃さっきトイレに行くと行って出て来た魁斗は
「なんか受付嬢さんのすごい声が聞こえたけど
気のせいだよな?」
まあ、そんなことはいい早く人が来なさそうな場所へ!
「どこかにいいところは、おおこの路地裏あたりがいいな。
誰も人は・・・いないな。変身」
「さてスキル隠蔽作成。
これでこれをこうしてと。よし終わった」
そして元の姿に戻ろうとした時、
「おい、そこのねーちゃん」
めんどくさそうな展開になりそう。
ブックマーク50人突破&123p
これも皆さんのおかげです。これからも頑張って書きますのでよろしくお願いします。




