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まあ明日でいいか

春休み2話目投稿

今俺はリアの家にいた。決闘が終わった時点で

もう夕方だったから、魔王の城に行くのは明日にしたのだ。

最初はふつうに宿に泊まろうとしたのだが、

「私の家があることを忘れたのか?」

と言われ、それもそうだということで、ここにいるのだ。

さすがは貴族の家というだけあって中はかなり広かった。

その内の一室を使わせてもらっている。

両親はかなり前に他界しているらしい。いかに邪竜が強くとも

病気にはかかるそうだ。その時から一人で暮らしいて

途中から村正の警護に仕えさせられたというわけだ。

「仕えさせたのは誰だ?」と聞いたところ、

「かなり前のことで忘れてしまった」と言っていた。

てことはかなりの年月あそこにいたのだろう。

あとは何故か沢山部屋があるのに、

「マスターと」 「ご主人と」

「「一緒の部屋がいい」」

と言われ「さすがに男女一緒は・・・」と返したら

「裸見たくせに」 「キスしたくせに」と言われ

心に多大な傷を受けたがなんとか別の部屋で寝ることを

約束させた。と言ってもすぐ隣の部屋なのだが・・・。

それで、夕食を作ってくれるとリアが言ったので

今できるのを待っているという状況だ。

「にしてもこっちにも時間の概念があるんだな」

(王都の部屋にいた時は変身した時の驚きで

それどころじゃなかったからな)


そして7時になった。


コンコン

「ご主人できたぞ」


「今行くー」

それで夕食をその後もらったが、

端的に言おう。美味しかった。

栄養バランスも偏りがなく作られていた。

こっちの世界では王都で食べたのが初めてだったが、

それよりとはいかないかもしれないが、なかなかのものだった。


「リアって料理できるんだな」


「一人暮らしの最中に覚えた」


「なるほど」


俺は自室に戻ってきた。

「さてやっと時間ができた。

今のうちに色々試しておこう。変身」

いつも通りの邪神の姿になった。


「さてまずこの状態でのステータスウインドと

いつもの自分の状態のステータスウインドが開けるかとうと、

やはり開けたな。

てことはこの状態で作ったスキルなんかもある程度なら

普段俺で使えるわけか。

ならば・・・」

スキルを色々弄っていたら、


コンコン

「マスター。お風呂が沸きましたよ」


「ん、ありがと」

(もそんな時間か、まあこれで明日魔王ともし戦うことになっても

大丈夫だろう。できるだけ避けたいが)


「というか着替えどうしよう・・・」


「それなら心配いりませんよ、マスター」

おわぁ!

いつのまにか村正が部屋に入ってきていた。

「そんなに驚かなくても・・・」


「すまんすまん。それでどういう意味だ?」


「ちょうどマスターとリアちゃんの服の大きさが一緒

ぐらいなんですよ」


「つまりリアの服を着れと?」


「はい」


「いやだ。それだったら自分で服を創造して着る」


「でもマスターってその能力最近使い始めただけですよね。

つまりいつ創造した服が消えてもおかしくないわけですよ?」


グッ、痛いところを突いてくるなあ。


「ん、そういえば変身した時に来ているこの白いワンピース自体

防具じゃないのか?」

見てみる価値はありそうだな。

「スキル作成鑑定」

そして見てみると、

邪神の羽衣

防御力 SS +

特殊能力 全属性耐性&全状態異常無効


「あいかわらずとんでもないな、邪神って」

こんなものが昔いたわけか。

「村正というわけで、これは服かつ防具になっている。

そういうわけだから変えの服はいらないし、

この姿だったら浄化できるし」


というかこの場合どっちの姿で風呂に入ればいいのか?

まあ、どっちで入っても両方とも綺麗になるって今設定しておこう。

どちらでも俺な訳だし


「さらに元の姿の状態に洗浄っていうスキルをつけたから

これで今日着ていた服も洗って乾かしたも同然になる。

これで問題ないだろう」


「ってことはマスター今日お風呂入らないんですか?」


「いや疲れはとりたいし、入るけどいつもの姿だけって事だ」

変身を解除した。


「リアちゃんの服着たマスター見たかったのに」


「俺が嫌だわ。さてじゃあ入りに行くか。」


「そうですね」


「村正も一緒に来るのか?」


「まあ、お風呂は一個しかありませんし」


「そうか、そうかはっはっはっはじゃねえ!」


「どうしました?」


「今お風呂は一個しかないってたよな?」


「はい」


「それで一緒行くって事は・・・」


「一緒に入ろうと思ってます」


「アウト!」

なんとかして説得せねば・・・

そうしてまた入る時間が遅れるのであった。


その頃リアは・・・

「やっぱり疲れがとれるなあ」


一人で風呂に入っていた。




次はマジシャンズレッドのイベントか

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