村正の強さ
やっぱり戦闘シーン苦手ー。
(マスター、見ていてくださいね)
(さて、相手は3人組そして村正は一人。
初手はどう出るか・・・。
というか、やっぱりいていいのか!?
この一人だけぽつんといる感じ。
誰も指摘してこないが・・・)
最初は考えていたが本人は別のことを
考え始めていた。
「行くぜ。おいお前ら、あの綺麗なねーちゃんを
ある程度痛めつけてやれ」
「「アイアイサー!」」
「では私も・・・顕現せよ」
「お・・・あれは」
そこに現れたのは一本の刀だった。
「村正自身?
自分自身をそのまま使えるんだ。
あとは剣の腕前か」
「オラァ!」
相手の一人がナイフを持って飛びかかった。
ガキンッ
「いいのか、ねーちゃん?
こうやってやりあってるともう一人がくるぜ?」
「試してみなさい。その瞬間、あなたを弾き飛ばして
もう片方の人を切る!」
「ヒャッハー!」
ヒュンッ
「グハッ!」
「てやあぁぁ!」
ガキンッ、フォンフォンフォンフォンカッ
「なっ!」
「隙だらけよ」
ドスッ
「安心して峰打ちよ」
「ほう、本当に片方の男を弾き飛ばして
もう片方の男に対応してみせた」
「すげー」
(ハッ、マスターである俺が驚いちゃ
いかんだろ。しっかりするんだ、俺!)
「さて最後はあなたの番よ」
「さっきとは威勢が全く違うな」
「まあ、マスターに見られてるわけですし」
「そうかよ!」
カチャッ
「なんだぁ、さっきとは裏腹に隙だらけだぜぇ!」
「かかった!居合」
ズバッ
「なんだ・・・と」
「あんたたち相手に隙なんか晒すわけないでしょ」
「なるほど・・な」
ドサッ
「勝者村正!」
オオオオオオォォォ!
歓声が鳴り響いた。
「勝ちましたよ、マスター」
「そうみたいだな、おめでとう」
「いやー、本当に勝つとはねえ」
「通りすがりの審判さん」
「おめでとう。ようやったねえ」
「いえいえ、それほどでも。
それに多分マスターの方が強いです」
「ほうー」
「そんなことないですよ」
(ここでそういうことがバレてしまうのは非常にめんどい)
「まあ、こんな子連れてるんだしねえ。
それくらいはあるでしょうねぇ」
「ははは」
「それであの人たちは・・・」
「ああ、あいつらならほっとけばいいさ。
いつもああやっては誰彼かまわず引っ掛けてたからねえ。
いいお灸になっただろう。怪我もそんなに深くなさそうだし。
手加減してくれたんだろ?」
「まあ、一応切っちゃうのは」
「そうかい。まああいつらのことだ、自分たちで回復なりなんなり
するだろう」
「そうですか」
「じゃあこれで決闘終了!」
こうして決闘は幕を閉じた。
後、ちなみに決闘後リアが金を持ってきてくれて
なんとかお腹はいっぱいにできた。
そして王都では・・・
「まさかそんなことがねえ」
「そうなんですよ、団長さん!
それにみんなも」
加賀斗が持ってきた情報を話していた。
「漁師が鳥が潜って行くのを見て
そしたら全く上がってこないから死んだんじゃないかと
潜ってみるとでかい遺跡があったと・・・」
「そうなんだよ。そこが入り口じゃないかと思うんだ」
「まあ待ってても仕方ないし行ってみるのが吉ね。
待ってなさいよ、魁斗」
「今頃魁斗くんは何をしているのやら」
「それはもちろん、写真の女の子とイチャイチャ
してるのでは?」
「「あ゛!?」」
「ごめんなさい」
「まあ、いいわ。とりあえす団長さん、
その場所に行ってみたいから船をようできるかしら?」
「わかった。船はこちらで用意しよう。
ただし、行ったこともない魔界だ。
これる人数は出来る限り絞ってくれ」
「それは生徒会長である私が約束しよう」
「生徒会長さん!?」
「あなたも付いてくるような言い方なんですが・・・?」
「生徒会長であるこの私が生徒救出に向か
わなくてどうする?」
「まあ、それもそうね」
「では、出発は明日の8時とする。
行くものは準備しておくように」
魁斗救出作戦が始まった。
だいぶおまたせしましたね。テストやモチベーションでかなり遅れました。
春休みぐらいそれなりに投稿できるよう頑張ります。




