【『お金』よりも『負けろ』のほうが健全な見かたであると思います】(俣彦『短編ぼくのまち』)
『交流戦』
と言う字面だけを見ますと
親善試合のような
平和なイメージを抱いてしまうのでありますが
結果はしっかり
ペナントレースに反映されることになります。
ペナントを争う球団では
無いにもかかわらず……。
普段対戦することのない
有名な投手を見てみたい
と言う気持ちはありますが
登場するのは
出来るならば
贔屓としていない球団の時にして欲しい。
(でも意外に
名のある選手よりも
全く聞いたことも無い選手にやられたときのほうが
きつかったりするのでありますが)
のプロ野球交流戦。
今年から
勝ち越したリーグの
全ての球団に賞金が贈呈されるほか
ドラフト会議の2位指名以降
有利に働くことがあるなど
あの手この手で
(……もうやりたくない)
と思っている層を取り込もうとしているのでありますが
正直な話。
同じリーグの
他球団に関しましては
『負けろ』
と思うことのほうが
健全な見かたであると思うのでありますが……。
(ペナントを争っているのは
交流戦期間中
対戦することのない
同一リーグの球団なのでありますから)
尤も分配されるお金が
30億円とか50億円とかになるのでありましたら
呉越同舟
になるのかもしれませんが……
ドラフト会議における
指名する順にしましても
最もメリットが発揮されることになる
1位指名の交渉権を獲得する方法が
『くじ引き』
でありますので
こちらのほうにつきましても
それ程のメリットを感じることが出来ない。
2位以降にしましても
ペナントレースを上位で終えた球団につきましては
(勝ち越したリーグの上位球団から指名出来るのであれば
話が変わって来るのでありますが)
あまり変わらない……
と言うのが正直なところなのかもしれません。
(交渉権を獲得することが出来たところで
選手に拒否されたら
それで終わり。
であることも付け加えておきますか……)
交流戦は
ペナントとは別枠の
カップ戦にしたほうが
僕はスッキリするように感じるのでありますし、
もしカップ戦になったがために
盛り上がらないでありましたら
現行の形でも
盛り上がっていない証左となりますので。
丁度良いと思います。