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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

トイレの花子様

掲載日:2014/10/02

*とある女子校にこんな怪談がある


[トイレの花子様]

それは夜の 22時22分


使われていないトイレに、花子様がいて、話を聞いてくださると






「ふーん、で?」


同級生の噂話を聞きながら、問い返す少女は・島井ゆい。


「なんか会うためには、ルールがあるんだって、仮にも妖怪だし、怒こらせたら呪われちゃうかもしれないし…」



同級生が言うに

============



ルール1・花子様の顔を見てはならない


ルール2・花子様に答えを求めてはならない


ルール3・必ず一人きりで会わねばならい

============





「めんどくさい妖怪ね…」


ゆいは荷物をまとめ教室を後にした。


「わ!?」


「きゃあ!」



廊下に出ると誰かにぶつかってしまった



「す、すみません」



こけたまま謝るゆい



「ふん…」


そのショートヘアの女子生徒、恐らく先輩は、そのまま立ち去ってしまった


「あらあら、大丈夫?」



ゆいの後ろから優しい声が聞こえた。振り向くとロングヘアーの先輩らしき人がいた。



「は、はい…」



立ち上がる、ゆいを優しくフォローする女子生徒



「ごめんなさいね。広さん無愛想だから」



先ほどの生徒は広という名らしい。



「助かりました、えっと…」

「真田よ。」


名前も教えてくれた先輩に礼を言い、家へと帰宅した……






そして、その夜


「時間は22時20分…」


ゆいは、例の場所にいた。そう花子様のいるという噂のトイレだ



「…普通にノックで良いのかな?」



時間を確認し、扉をノックした。







『お入りなさいな』



トイレから声が帰ってきた


「し、失礼いたします」



つられて丁寧口調になる。



『初めまして、良く来たわね?』



そこには真っ赤な浴衣を着て、髪は腰まであるロングな黒髪、そして顔には狐の面をつけている人物がいた。


「えっと、島田ゆいと良います」



とりあえず自己紹介をする



『フフっ、良い名前ね。アタシは花子。』



高いソプラノボイス。アニメ声と、言うのだろう花子様は、ゆいの頭を撫でる



「ひゃあ!?」


『悩みがあるんでしょ?答えないけど、聞いてあげる』



ゆいは、放課後の出来事を話した。終わるころには胸がスッキリしていた。



『また、いらっしゃい。アタシはココにいるわ』




それから数日、ゆいは花子様に会いにいった。花子様は優しく接してくれ、ゆいは、すっかり花子様の虜になった。




「ねえ!聞いた?」

いつものように同級生が質問してきた

「花子様がね、生徒を襲ったんだって!こわーい!!」



ゆいは直感で感じとった。花子様はそんなことしないと、偽物が出たんだ、と推理した。





その日の放課後、真田先輩と出会った、ゆい。


「ねぇ?あなたは花子様って知ってる?」

突然の質問だったがゆいは答えた


「はい。同級生から聞きました、真田先輩…悩みがあるんですか?」



「悩みというか、なんというか」

考える仕種の後、真田は答えた

「私、花子様になりたいなって♪」





その夜、ゆいは花子様に会いに行った。


「花子様、知ってるかもしれないですが、偽物が出ました」


『そのようね』

頷く花子様。ゆいは一息おいて、話した


「私、色々考えて、調べて…犯人の目星をつけました!」


『ゆいは、優しいわね。アタシの為に…』


花子様が頭を撫で微笑む、ゆいは打ち明けた。


「花子様、この事件を解決するためには……」


============


次の日の22時22分、トイレには一人の生徒がいた。


「花子様?いるんでしょ?」



その生徒はノックもせず開けると、花子様が、こちらに背中を向けて立っていた



「やっと、会えたわ、花子様……いいえ、広さん?」

その生徒、真田はニヤリと黒笑しながら花子様に語る。



「私、見たのよ、部活もしてない広さんが夜スポーツバックを抱えて走る姿をね?」

真田の推理に動かない花子様



「ねえ?バラさないから私に花子様を変わってくれない? 貴女のフリしたら偽物なんて呼ばれて嫌だし…

私こそが花子様にふさわしい、私が花子様なのよ!」



ゆっくりと後ろから花子様の首を締めようとした


その時!!




「真田さん、何してるの?」



なんと、広が真田の後ろ、つまりトイレの前に立っているのだった



「へ?ひ、ひ広さん!?

なんで?」


「ノートを忘れたの」


手に持つノートを見せる広

真田は混乱していた。


(じゃあ今、私の前にいる花子様は……一体、ダレナノ?)





『ルールを破ったわね?』


真田の前にいる花子様が声を出した。

そう偶然ながら真田は[一人きりで会わねばならない]を破ったのだ


「ひぃ!!

ち、違うの!私は!わわわわ」


『呪ってあげる。永遠にね?

フフフ

アッハハハハハハ!!』



涙目な真田のほうを向いた花子様の顔は、あるはずの目が無く、口は耳もとまで裂けていた


「いやあああああ!!」

真田の悲鳴が校舎に響いた。

  




[それからしばらくして]


「も、もう少しだね?」


一人でトイレに立つのは同級生。時間は22時21分野



『あら?誰かいるの?』

トイレ内から低めのソプラノボイスが聞こえる



「失礼します!」

同級生が中へ入ると、赤い浴衣に長い髪、そして狐の面をつけた彼女がいた。



『いらっしゃい、私は花子。答えれないけど話なら聞いてあげるわ♪』



―終わり―

読んでくださり感謝です


また読んでいただけたら幸いです

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一工夫のある展開とホラーらしい何とも言えない後味が素敵でしたっ! 王道ホラーらしい演出や禁忌の存在が、雰囲気を盛り立てていて素晴らしいと思います! [気になる点] せっかく素晴らしい筋書き…
[一言] それ…広も二人で会ってるって指摘は無粋なんだろうな
[一言] こういう話、凄く好きです(ノ∀`*) 花子様の声とお面が最初らへんと最後で変わっているのでついつい色々と考えてしまいました(笑) (キャラがどういう人物かというのがあっさりめだったので、…
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