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空が白みはじめ、寝床から朝の集会場へと向かう鳥たちの羽音が、時折右から左、左から右へと駆け抜ける。
その影が映る部屋の真ん中で、いくつものシミが出来ている枕を抱きかかえる格好をし、すなをが寝息を立てていた。
壁一つ剪んだ隣の部屋では、目覚まし時計が、静かに六時少し手前を示している。
その脇では、ベッドに突っ伏した状態で、耕平が寝息を立てていた。
床には、グリモアが無造作に置かれ、ドアの脇には、大小様々な紙の箱に混じって、バラバラになったライターの部品が転がっていた。




