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35エルフ救助と王国への復讐②

短いです。

バイトをはじめるので更新頻度が落ちます。

 



 リア




 ふふ、リアの目の前にいっぱい獲物が居るよ。あれだよね、本隊とかいうの。10万くらいはいそうだね。楽しそうにこちらへと向かってくる。リアは大きな橋の上で通せんぼするの。


「Trick or Treat。お菓子をくれないといたずらするよ」


 その先頭が到着すると同時に結界を展開し、生い茂る深い森を作成する。紫色に光る教会や家々が出現し、彼らを取り囲む。家や教会の中から窓を通してオレンジ色の光が立ち込め、無数のゴースト達が浮遊し、ジャックランタン達が窓に座って彼らを見渡す。森の木々は姿を変えて、茶色に光るランタンを持つ木のお化けへと変化していく。


「な、なんだこれはっ!!」

「て、敵襲です!」


 大混乱に陥る者達にリアは堂々と告げてあげるの。


「出口はこの橋を渡るかリアを倒す事。さあ、楽しい楽しい殺し合いを始めよう。10万対1万の戦いを……」

「貴様、正気かっ!!」

「1人で俺達全員を相手にするとか、バカじゃないか?」


 ゲラゲラと笑っている男達に拳からドラゴンブレスを一発放ってやる。放ったドラゴンブレスの奔流は人間共を760人くらい消し飛ばす。


「勘違いしないでよね人間共。リアを倒すのにたった10万ぽっちの塵芥共で足りると思わないでよね」

「うっ、撃てぇぇぇ!!!」


 大量に放たれる矢を身体の時を加速して前方に出て来た弓兵部隊に接敵して飛び蹴りをかます。


「アトラストラーイク!! あれ? 微妙に違った?」


 衝撃波を巻き散らかして、数十人巻き込んでクレーターを作り、周りを見る。

 まだまだ獲物がいっぱい居る。

 ジャンプしながら両手に炎を纏わせて巨大な数十メートルの炎球を作り出してそれを人間達に押し当てる。

 リアの手から離れた瞬間、大爆発を起こして数千人が死んじゃった。


「エルフじゃねえ、せ、精霊だ!」

「上位精霊だ!!」

「対精霊用兵器を使え!」

「くらえ、拘束魔法陣!!」


 リアの身体を鎖が勝手に縛ってくる。鎖からリアの力が吸われている。


「そんなに吸いたいなら吸わしてあげるよ」


 力を解放し、鎖を弾き飛ばす。飛んでくる魔法も全てかき消す。リアは通常の精霊じゃない。受肉し、色々と混じった身体を持つ精霊だから、こんな事もできる。新しい子供達もモンスターが混じっているから、力が衰えるだけで破壊は可能だよね。


「世界の力を従えようなんて思い上がった奴らにはリアがお仕置きだよ」


 接近して殴り、蹴り、人間共を吹き飛ばし、粉砕し、消滅させ、圧倒的な力で蹴散らしていく。橋に向かおうとすると瞬時に戻って、橋からドラゴンブレスを放って蹴散らし、また接近して蹴散らしていくと直ぐ敵がいなくなった。


「さて、残りはエルフかな。クロネ」

「にゃあ。ここに」

「エルフをよろしくね! リアは王の所に向かうから」

「にゃあ」


 クロネに任せて、リアは足を召喚する。


「来て、バハムート」


 召喚陣を起動し、巨大なドラゴンを召喚して乗っけて貰う。前はダンジョンクリエイターみたいだけど、今はリア達の戦力だ。お兄ちゃんが負けると多分上位精霊化する。リア達の力がたっぷり入って身体も変わってきてるし、リア達と交わってるんだから当然だよね。

 少しして王都についたから、消滅させようと思う。ハクアもこっちに来てたけど早い者勝ちだよ。


「雲よ退け、空よ捻れよ。大地を守る障壁よ、その一部を開き、赤星より天罰を迎え入れよ」


 雲をどけて空をわってお兄ちゃんがいうオゾンに穴をあける。捻れた空によって太陽の力が収束して一気に王都へと降り注ぐ。一際大きく光っただけで、全ては焼けて跡形もなく消滅した。


「あは、あはははははあははっ!!」


 障壁は瞬時に再生し、元に戻る。それでも大地にはかなりの傷跡を残す事になっちゃった。


「さあ、次は再生だね」


 人間も億単位でたくさん消えたし、再生させよう。大地に加護を与えて、天罰でくだけ消滅した精霊核の残滓を植物へと変化させて急激に成長させる。余波だけで数百キロに及ぶ破壊の後を緑豊かな世界へと変貌させる。


「母上、殺す気か!!」

「大丈夫だって、ちゃんと死なないように撃ったし」

「龍やドラゴンが沢山死んだわ!」

「えーそんなに龍種やドラゴン種って柔らかくて軟弱だったんだね」

「いや、母上の認識がおかしすぎるだけで……」

「まあいいじゃん。それより、再生するの手伝ってよ」

「ふむ。では、後は我がやっておくゆえ、母上は父上の所へ行かれよ。どうやら、強敵が現れたようじゃ」

「わかった。ここは任せたよ」

「うむ。心得た」


 リアはハクアに任せてお兄ちゃんの場所へと転移した。








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