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3.容疑者

3.容疑者


アパートの住人は全員で6人。その内の1人は安野 丈 だ…残りの5人の内4人には連絡が取れて話しを聞いた!

火事の有った日は4人ともアパートには帰って居なかった!

アパートが火事になった事さえ知らない住人も居た…当然、怪しい人物を見た住人は誰も居ない…

しかし…かなり前からアパートに怪しい女性がウロウロしていたって言う証言が3人の住人から聞けた…

その怪しい女性の人相は3人とも一致していた!

その女性は伊井 香 だ!

この事件は彼女が犯人なのか?事故ではないのか?

アパートの住人の話しを聞くと彼女が物凄く怪しく思える…

轟刑部と牧刑事は急いで伊井 香 のアパートに向かっていた!


その頃、伊井 香 は必死で逃げていた!

一旦はコンビニの中に入って様子を見る事にしたけど…黒塗りの高級車も少し離れた位置から止まったまま動かない…しかもコンビニから少ししか見えない所に止まっているから他の人からは怪しく見えないのだ…コンビニだって長い時間いる訳にはイケないし…逆に伊井 香 の方が怪しく思われてしまうので…5分ぐらいでコンビニを出た…

直ぐに黒塗りの高級車が動き出して伊井 香 の後を追って来た!

伊井 香 は、まだ気が付かない振りをして駅に行く事にした…

駅に向かう途中に人気が少ない所が有る…交通量も少ない交差点に来た時に突然、黒塗りの高級車がスピードを出して伊井 香 の行く手を塞ぐように横に止まった!

伊井 香 はビックリ!?したが咄嗟に逃げ出した!

すると黒塗りの高級車から2人の男が伊井 香 を追い掛けて来た!

伊井 香 は身の危険を感じて必死で逃げた!

2人の男は足も早く、このままでは捕まってしまう…どこを逃げたのかは分からないが駅とは反対の方に有る公園の中で身を隠して息を整えていた…


「一体…なん…なの…」


と独り言を言っている所に2人の男が伊井 香 を探してウロウロしている…

2人とも黒づくめでサングラスをして普通の人間ではない…

とにかく今は身を潜めて、あの2人の男が公園から出て行くまでは動かない方が安全だ!

伊井 香 は小さい頃に鬼ごっこは直ぐに捕まってしまうけど…隠れんぼは見付かった事が無かったから凄く得意だった!

しかし、そんな時に携帯電話が鳴った!?

携帯電話は音が出ないようにマナーモードに何時もして有ったから音がしないけど…バイブレータになっていた為、他の物とブツかってカタカタとしていた!

普段なら余り気にならないが今はサイレンが鳴っているぐらいに思えた!

急いで携帯電話をバッグから取り出したが慌ててたせいで携帯電話を落とした!

その音で2人の男が気付いて再び公園の中に入って来た!

伊井 香 は携帯電話を誰から掛かって来たかも見ないで携帯電話を切った…

このままでは見付かると思い身を潜めながら公園から逃げ出した…


轟刑部

「今、電話を切られたよ!」


牧刑事

「彼女は轟刑部の番号を知ってるのですか?」


轟刑部

「あぁ〜昨日、教えたからね…あっ!あれは彼女じゃないか?!」


牧刑事

「そうですね!伊井 香 ですよ!?」


轟刑部

「おいっ!今!?こっちを見て突然、逃げ出したぞ!」


牧刑事

「ますます彼女が怪しくなって来ましたね!」




つづく


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