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2.激戦

2.激戦


(レツ)

「チクショー!許せねぇ!」


(レツ)は突然、両手から女神に向けて火を放った。


(レツ)の放った火は女神の体を激しい炎で包んだが、すぐに女神と一緒にスゥーっと消えてしまった。そして女神だけが違う場所に姿を現わした。


女神

(レツ)…こっちよ。」


(リン)

(レツ)!やめろ!俺達は既に女神の幻想の世界に入ってる。(ゼン)!結界を作れ!」


(ゼン)は皆を纏めると結界を作った。

しかし(レツ)だけは結界に入ろうとせず攻撃を止めようとしない。


(ジン)

(レツ)!冷静になれ!早く(ゼン)の作った結界の中に入れ!」


それでも(レツ)(ジン)の声に耳を貸さず、また女神に向けて火を放った!

女神は炎に包まれるものの、やはりスゥーっと消えて違う場所に姿を現わす。


(シャ)

「俺が(レツ)を連れて来る。」


そう言って(シャ)は結界から出た。


(リン)

(シャ)、よせ!危険だ!」


(シャ)

「危険でも俺は仲間を見捨てる事は出来ねぇ。」


(シャ)(レツ)へと駆け寄った。


(シャ)

(レツ)。どうした?そんなに熱くなるな!」


(シャ)(レツ)の肩に手を置いた。


(シャ)

「…?!ウワッ!」


(レツ)の肩に触れた(シャ)の手は赤黒く変色していた。


(シャ)

「お前…(レツ)じゃないな!?」


黒づくめの男A

「バレた!?でも俺の体に触れたのは手遅れだぜ。お前は腐りながら死ぬんだ!」


(シャ)の腕は赤黒く変色し手は腐り始めていた。

黒づくめの男Aは何でも腐食、腐敗させてしまうのだ。



その頃、本物の(レツ)は黒づくめの男Bと戦っていた。


黒づくめの男B

「どうした!だいぶ疲れているみたいだな!」


黒づくめの男Bは(レツ)にタックルした。

タックルされた(レツ)は跳ね飛ばされ壁に激突した!

しかし(レツ)は直ぐに立ち上がった。


(レツ)

「お前の、へなちょこタックルなんかで俺は倒せないぜ!」


と言って黒づくめの男Bに火炎放射を浴びせた!

黒づくめの男Bも口から緑色の液体を(レツ)に向けて吐き出した!

火炎放射に緑色の液体が衝突して火炎放射が消えた。


(レツ)

「中々やるな!でも次の攻撃は、どうかな。」


黒づくめの男B

「ハッハッハ…お前もバカだな!俺が、ただの液体を出したと思っているのか?その液体は猛毒の液体なんだよ!お前の炎で液体が蒸発した時、猛毒ガスとなり、その猛毒ガスを、お前は既に吸ってるんだよ。」


(レツ)

「な、なにっ!?…ウッ!」


(レツ)は全身が痺れだした…そして呼吸困難になり始めた。

その場に膝をつき血を吐き出した。

黒づくめの男Bの体から出る猛毒の液体は蒸発すると無臭の毒ガスになり神経を破壊してしまうのだ。

また猛毒の緑色の液体に触れると神経も肉体も破壊してしまう恐ろしい猛毒なのだ。


黒づくめの男B

「苦しいか?苦しいだろう!今、楽にしてやるよ。」


そう言って再び緑色の液体を(レツ)に浴びせようとした。その時、(レツ)が渾身の力をこめて魂の炎を黒づくめの男Bに放った!


(レツ)

「グアァーッ!極限炎度!」


(レツ)の放った魂の炎、極限炎度は黒づくめの男Bを一瞬にして焼き尽くした!

黒づくめの男Bは声も出ないまま跡形もなく消えた。

(レツ)は渾身の一撃で黒づくめの男Bに勝利したものの…その場に血を吐きながら倒れた。



一方、(シャ)も激闘していた。

(シャ)は腕まで腐り始めていたが…ニアッと笑って黒づくめの男Aに飛び着いた!


黒づくめの男A

「おやおや、自ら俺に抱き着いて来るとは!これで、お前は一気に全身が腐敗して終わりだ。」


と言って(シャ)を恋人のように強く抱きしめた。


…?!




つづく


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