2.絶望
2.絶望
轟刑部
「おい!…そこのアンタ!なに言ってるんだ!?安野 丈 は火事で焼死したんだろ!?…」
小田 真理は轟刑部の言葉にハッと我に返った!
しかし錯乱してるせいか…全身が震えて今にも凍死してしまうようにも見える…
それでも必死に語りはじめた…
真理
「火…火事で死…死んだ…のは…同…同僚の…浦道…浦道 徹よ…」
香
「えっ!?…浦道 徹って…あのプロジェクトチームの!?」
真理
「えぇ…そ…そうよ…私…私は…安野…を…殺…殺そう…と思い…部屋…の中…に潜んで…いたわ…そしたら…浦…浦道が…入って…部屋に…入って来た…のよ…浦…浦道は…優秀…だ…だったけど…あの…ディ…ディスク…が…轟…轟刑部と同…同じ…で…金…金になる…と…思…思い…安野 丈 の…部屋…に…ラ…ライター…を…ライト変わりに…して…忍び…忍び込…込んだ…のよ…そこ…そこへ…安…安野…が帰って…来たから…慌てて…隠れ…て…だけど…安野が…また…直ぐ…直ぐに出て…行って…しまった…から…早…早く…部屋から…出て…行こう…と…した…んだけど…なに…か…に足を…滑ら…せて…倒れた…時に…頭…頭を打つけて…気絶…して…その時に…運悪く…灯油…灯油を倒して…手…手に…持っていた…ライターが灯油…に引火…したの…よ…私は…浦…浦道の…マヌ…マヌケな…行動…に呆れて…部屋…部屋を出たわ…暫く…安野を…探…探して…辺り…を…ウロウロした…所…に…安…安野…が戻って…戻って…来たわ…安野…は…燃えて…るアパート…ア
パー
トを暫く呆然…呆然…と見てたわ…それから…フラフラ…っと歩き…始めて…私…私は…バレない…ように…後を…付けたわ…安野は…安野は…公園…に入り…公園を…ウロ…ウロウロ…として…それで…それで…ベンチに…座り…コンビニ弁当と…ビールを…飲み…直ぐに…横…横に…なって…寝て…しまったわ…私…私は…様子を…見て…誰も…いない…誰もいない…のを確認…してから…安野の…所…に行き…首…首を…絞めて…殺した…殺したわ…あの…あの…感覚…は今でも…この…この手に…この手に…残って…残って…ハッキリと…残ってるわ…なのに…なのに…なんで…なんで…生きてるの…」
小田 真理は一気に話し終えて崩れて座り込んだ!
抜け殻のようにグッタリとして動かない…
轟刑部
「全く焼死した浦道 徹は、お粗末なヤツだが…女って言うのは本当に恐ろしいな!」
女神
「あら!心外ね!優しくて良い女も、ここに居るんだから!それよりも、この状況で余裕こいてて良いわけ?」
確かに今の状況は物凄く危険な雰囲気だ!…
誰が味方で…誰が敵なのか?…
轟刑部
「ところでアンタは誰?何者?」
女神
「アンタは失礼ね〜!私は女神よ!」
轟刑部
「ハッハハハ〜面白いね〜!…おい!牧、オマエの知り合いか?」
牧刑事
「とんでもない!知らないですよ!今、初めて会った人ですよ!」
女神
「もぉ〜本当に失礼ね!だから人じゃないって!女神よ!女神!人間よりも遥かに偉い神よ!」
そこに黒づくめの3人が入って来た!
轟刑部
「な〜ぁ牧!一時、休戦して先に、コイツ等を片付けよう!」
牧刑事
「そうですね!先に、この連中を片付けましょう!」
女神
「人間のクセに本当に生意気ね!後悔するわよ!さぁ〜丈!お前の力を見せて上げな!」
安野 丈 は左手を上に上げ始めたら左手が輝き始めた!
つづく