第1話 転生
初投稿です!
もう何も考えずに思った事だけ書いてます。
暖かすぎておかしくなりそうな目で読んで下さい。
俺は18歳高校生。
今が1番旬な男の子だ。
友達は多いし彼女もいるが、両親は他界して血の繋がった家族は妹だけだ。
そんな俺は今日から高校の卒業旅行。
に行くはずだったのだが…………
結論から言おう。
どうやら俺は死んだみたいだ。
なぜ死んだか分かるって?目の前に自分の死体があるからだよっ!!
衝撃なんですけど?頭が追いつかねよー!!
〜10分前〜
「美咲ー!早く飯食べないと先に行くぞー!」
「おにーちゃんこそ準備はできてるの?」
「あったりめーよ!今日という日をどれだけ待ちわびたことかっ……!!」
「ならいいけど。私はご飯食べてから1人で行くから」
「ほんじゃおっさきぃ」
「行ってらっしゃい。最近この近く交通事故が多いらしいから気をつけてね」
「あいよー」
いやー晴れすぎ!!もう太陽が俺を待ってたよねこれは。
それにしても美咲は心配性だなぁ。
家から学校まで歩いて5分だぜ?事故る方が難しいわ。
おっと、こんなフラグ的な考え方はやめておこう。
今日はですね、高校の修学旅行です!はいパチパチ。
基本的にアウトドアな俺には持ってこいのイベントなわけですよ。
どこ行くかって?男だけでタイだよ。
知ってる?タイのバンコクでは金さえありゃ王様になれるらしいぜ?3年間バイトしてきた集大成をこの旅行に打ち込みます。
ちなみに彼女には寺巡りと言ってある。
さっ、もう学校が見えてきー
グサッ
「えっ」
てなわけでまさかの通り魔かよっ!交通事故フラグは完全スルーですか!
あっ、なんかだんだん意識が。
死んでるから意識もクソもないはずなんだが…………
ー
「よく来たのう」
そこにはThe仙人みたいなおっさんがいた。
てか、ここは何処だよ!真っ暗なんですけど?仙人しか見えないんですけど!
「三浦和人や。お主は選ばれた」
誰にだよ。
そうツッコミたかったのだが、やめておいた。
三浦和人ってのは俺の名前だ。自分で言うのもなんだが、結構気に入ってる。
「フォッフォッフォッ。突然過ぎて声も出んか?」
「初めまして。僕はいったい何に選ばれたのでしょうか?」
「ほほぅ。やけに冷静じゃな。実は頭の回転が早いタイプか」
実はってなんだよ。
前から知ったような喋り方しやがって。
こういうのは下手に出て様子を伺うのが1番だな。
「まぁよい。簡単に言えば転生じゃ」
「転…生?」
「文字通りじゃよ。お主はこれより異世界へ転生されー」
「待ってましたぁー!!!」
「へ?」
「いやぁ、こーゆーの待ってたんだよねー。なんつーの?ファンタジー?的な?え、魔法とかも使えんの!?」
「よぅ喋るのぉ。じゃが、ファンタジーは間違っておらん。お主の頭の中の世界と変わらんじゃろな」
きたきたきたきたぁ!!バンコクも捨てがたいけど9:1で異世界だわこれは。
Theアウトドアな世界じゃん。
魔法とかヤバイじゃん。
テンアゲなんですけど!
「早速じゃがほれ」
「うぉっ!?」
「向こうの世界でもきばるんじゃぞぉ」
無数の光が俺を包んだ。
急すぎませんか仙人様。
いや、確かにテンションは上がったよ?でもさすがに説明が雑すぎでしょー。
まぁなんとでもなるか!
転生された場所は森だ。
服装は制服のままで、荷物まである。
とりあえず明るいうちに人のいる所に出たいな。
俺は生前、キャンプやら登山やらで森や山にはしょっちゅう入っていた。
だからなんとなーく勘でどっちに行けば森を抜けれるのかが分かる。
「この感じは右か…」
声に出したら地味に恥ずかしいセリフを言いながら俺は走り出した。
おかしい。
確実に2時間は走ったんだが、いっこうに森を出れる気配がしない。
おいおいおいぃぃ
どーすんのこれ。もう周り暗くなり始めてるんですけど。テントも無しに野宿とか嫌なんでけどぉ!
てか魔法使えるって言ってたような。
使い方教えてから転生させんかい!
「お風呂はいりてぇぇぇ」
「誰!?誰かいるの!?」
おぉ!近くに誰かいるみたいだ。
「ちょっと迷っちゃって。よかったら町か村まで案内してくれませんか?」
「変わった格好ですね。どこから来たの?」
茂みからひょこっと顔出したのは赤髪童顔巨乳のスリィィィパンチな女の子。髪の毛はセミロング。目はパチクリしてて、鼻はちょっと高め。そして何より声!!いい声してるぅぅ!ちょっとハスキーな感じでギャップが最高。
ちょータイプなんですけど彼女には悪いんですけどちょータイプなんですけど!!!口説くべし。
「ははっ。やぁ綺麗なお嬢様。俺の股間とも会話してくれないかい?」
「股間と会話??どういう意味ですか??」
おっとこいつぁウブな女の子だ。完全に処女だな。ここは華麗にスルーだ。
「いやぁ。なんでもないですよ。ちなみにさっきの質問の答えですけど、信じてもらえるか分かりませんが。なんと!異世界から死んで転生して参りました。はい拍手!パチパチ。」
「おぉ〜。パチパチィ〜。」
なにこの子。ちょーノリいいんですけど。ちょー可愛いんですけどぉぉ。
「ところでどうゆう意味ですか?」
なんだよっ!このルックスで天然かよ!!とんだ化け物と出会っちまったぜ!この世界での初体験は君に決めた。
「まぁ簡単に言うと、違う世界に住んでたんだけど、死んで起きたらこの世界のこの森に来てました。でも迷ってしまったのでお嬢様の住んでる村か町まで案内してほしいなと言うことであります。」
「不思議な事もあるんですねぇ。何かよく分からないけど良い人そうなので私の住んでる村に案内しますね。」
不思議なのはお嬢様の方だぜ!自分で言うのも何だが初対面で訳のわからない事言ってる男の言うことはあまり信用しちゃいけません。
「あっ、自己紹介がまだでしたね。私の名前はサクラ。貴方は?」
「俺の名前はカズト。よろしくサクラ」
「よろしくお願いします。カズトさん」
「さんなんてやめてくれ。照れくさい。カズトでいーよ」
「そーですか?じゃあカズト付いてきて下さい」
はい。もう全部可愛い。死ぬまで付いていきやすぜぃぃぃ!
こうして俺はサクラの住んでる村に案内してもらった。
書いてたら楽しくなって参りました。