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ファイナゴ国物語  作者: リンビー
9/17

9.疑問

繰り広げられる展開の何もかもが、彼には追い付けなかった。キツォーは自分の部屋でもう一度、頭の中を整理しようとした。

まずは、いつもとは違う場所に知らない少女がいた。彼女と自分が話していると、トキーアサンが彼女を気絶させ、自分達は家に戻らざるを得なかった。そのあらましを話すや、父が取り乱し、引っ越しをせねばならないと言った。偉丈夫である父のあの様子を見ると、何か危険な事態が迫っているのはよく分かった。何が危険であり得るというのか。現に自分は安全だし、危機を感じる場面もなかった。

知らない場所が安全でないから?自分が他の世界の者を接触したから?女という未知の存在?それとも、その全てかー。考えても埒が明かなかった。いずれにせよ、父の外出禁止命令は3つの可能性を同時に解決することができた為、正しい解答は得られなかった。

「ソラン」その子の名前を口に出してみる。謎の存在。自分で考えてみるには、あまりにも知識が少なすぎた。やはり、状況を詳しく教えてもらわねば。

父は汲々として部屋に籠っている。となるとアイツしかいない。

次の瞬間には彼はトキーアサンの部屋の前に居た。


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