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吟遊詩人の忘れ語り

-孤高の王と獅鷲獣の孤独-

作者: -Sare-
掲載日:2016/07/24

 如何も今日は。不幸の数字、一三話目です。(そんな挨拶あるか。)

 今回は・・・中々メジャーですよぉ。だって、獅子に、鷲ですよ。良いですか?獅子の躯にぃ、鷲の頭と翼ですよぉ!(くどい。)

 然う、グリフォンさんです!皆の乗獣グリたんですよ!!噫、何て凛々しい御顔、逞しい翼、雄々しき風格!うん、ファンタジー!

 おっと、一人で勝手に盛り上がってしまいました。此処いらで自己紹介おば。上半身と翼が鷲で、下半身が獅子となっております。鷲の部分は金、獅子は皓と言われ(例外で漆黔の子もいる然う、カッコイイ!)、もう何か王者の風格がある姿ですね。

 宝を護る習性があり、知識と傲慢の象徴とも言われています。又主な御仕事は神々だとかの車を引く事。御馬さん的存在だったんですね。(親戚に下半身が馬のヒッポグリフもいるし)

 そんな事でとっても今回は書き易い御話でした。一寸陳腐になり過ぎた気もするけれど・・・可愛いから良いや!

 さて、そんなグリフォンですけれど、彼が一体誰の王なのか御存知ですか?

 宝(タカラ)を懐(イダ)きし獅鷲獣(グリフォン)、只(タダ)一頭(イットウ)でいる事(コト)に飽(ア)いだ獅鷲獣(グリフォン)は、宝(タカラ)丈(ダケ)でなく、世(ヨ)を統(ス)べようと己(オノ)が城(シロ)を飛(ト)び立(タ)った

 最初(サイショ)に降(オ)り立(タ)つは獣(ケモノ)の国(クニ)

 我(ワレ)は獅子(シシ)をも凌(シノ)ぐ王(オウ)の中(ナカ)の王(オウ)

 皆(ミナ)の者(モノ)、我(ワレ)に平伏(ヒレフ)せ

 王(オウ)は此処(ココ)にいる

 獅鷲獣(グリフォン)は高(タカ)らかに啼(ナ)いた

 すると多(オオ)くの獣(ケモノ)が謁(エッ)見(ケン)しに集(アツ)まった

 獅鷲獣(グリフォン)は誇(ホコ)らしくなった

 しかし、皆(ミナ)が跪(ヒザマズ)く中(ナカ)、一頭(イットウ)の子(コ)狐(ギツネ)が嘲笑(セセラワラ)っているのが見(ミ)えた

 子(コ)狐(ギツネ)、何故(ナゼ)汝(ナンジ)は我(ワレ)に敬意(ケイイ)を示(シメ)さないのか

 子(コ)狐(ギツネ)は口髭(クチヒゲ)を捻(ヒネ)って答(コタ)えた

 此処(ココ)は獣(ケモノ)の国(クニ)である

 此処(ココ)は地(チ)を駆(カ)ける者(モノ)の棲(ス)まう地(チ)である

 だが汝(ナンジ)には天(テン)を駆(カ)ける翼(ツバサ)を有(ユウ)している

 其(ソレ)は異形(イギョウ)の証(アカシ)

 汝(ナンジ)は我等(ワレラ)の王(オウ)に非(アラ)ず

 だから汝(ナンジ)に敬意(ケイイ)を示(シメ)さない、と

 其(ソレ)を聞(キ)き、獣(ケモノ)達(タチ)は同意(ドウイ)の雄叫(オタケ)びを上(ア)げた

 斯(カ)くして獅鷲獣(グリフォン)は獣(ケモノ)の国(クニ)を追(オ)われ、何処(ドコ)へともなく飛(ト)び去(サ)った

 ・・・・・

 次(ツギ)に降(オ)り立(タ)つは鳥(トリ)の国(クニ)

 我(ワレ)は鷲をも凌(シノ)ぐ選ばれし我(ワレ)

 皆(ミナ)の者(モノ)、我(ワレ)に平伏(ヒレフ)せ

 王(オウ)は此処(ココ)にいる

 獅鷲獣(グリフォン)は麗(ウラ)らかに叫(サケ)んだ

 すると多(オオ)くの鳥(トリ)が謁(エッ)見(ケン)しに集(アツ)まった

 獅鷲獣(グリフォン)は誇(ホコ)らしくなった

 しかし、皆(ミナ)が見(マミ)える中(ナカ)、一羽(イチワ)の老梟(ロウキョウ)が眠(ネム)っているのが見(ミ)えた

 老梟(ロウキョウ)、何故(ナゼ)汝(ナンジ)は我(ワレ)に敬意(ケイイ)を示(シメ)さないのか

 老梟(ロウキョウ)は嘴(クチバシ)を僅(ワズ)かに開(ヒラ)いて答(コタ)えた

 此処(ココ)は鳥(トリ)の国(クニ)である

 此処(ココ)は天(テン)を駆(カ)ける者(モノ)の棲(ス)まう旻(ソラ)である

 だが汝(ナンジ)には地(チ)を駆(カ)ける四肢(シシ)を有(ユウ)している

 其(ソレ)は異形(イギョウ)の証(アカシ)

 汝(ナンジ)は我等(ワレラ)の王(オウ)に非(アラ)ず

 だから汝(ナンジ)に敬意(ケイイ)を示(シメ)さない、と

 其(ソレ)を聞(キ)き、鳥(トリ)達(タチ)は同意(ドウイ)の囀(サエズ)りをした

 斯(カ)くして獅鷲獣(グリフォン)は鳥(トリ)の国(クニ)を追(オ)われ、何処(ドコ)へともなく飛(ト)び去(サ)った

 ・・・・・

 最後(サイゴ)に降(オ)り立(タ)つは異形(イギョウ)の国(クニ)

 我(ワレ)は獅子(シシ)と鷲(ワシ)を凌(シノ)ぐ世(ヨ)を統(ス)べる我(ワレ)

 皆(ミナ)の者(モノ)、我(ワレ)に平伏(ヒレフ)せ

 王(オウ)は此処(ココ)にいる

 獅鷲獣(グリフォン)は若(ワカ)らかに咆哮(ホウコウ)した

 すると多(オオ)くの異形(イギョウ)が謁(エッ)見(ケン)しに集(アツ)まった

 獅鷲獣(グリフォン)は誇(ホコ)らしくなった

 しかし、皆(ミナ)が集(ツド)う中(ナカ)、一匹(イッピキ)の蝙蝠(コウモリ)が飛(ト)び去(サ)って行(ユ)くのが見(ミ)えた

 蝙蝠(コウモリ)、何故(ナゼ)汝(ナンジ)は我(ワレ)に敬意(ケイイ)を示(シメ)さないのか

 蝙蝠(コウモリ)は幾(イク)らか羽搏(ハバタ)き答(コタ)えた

 此処(ココ)は異形(イギョウ)の国(クニ)である

 此処(ココ)はかの二(ニ)国(コク)、獣(ケモノ)の国(クニ)と鳥(トリ)の国(クニ)を追(オ)われた者(モノ)の棲(ス)まう国(クニ)である

 故(ユエ)に我等(ワレラ)は己(オノ)が姿(スガタ)を隠(カク)す闇(ヤミ)を纏(マト)うのだ

 だが汝(ナンジ)の姿(スガタ)は余(アマ)りにも神々(コウゴウ)しい

 其(ソレ)は此(コ)の国(クニ)で最(モット)も不似合(フニア)いな物(モノ)

 汝(ナンジ)は我等(ワレラ)の王(オウ)に非(アラ)ず

 だから汝(ナンジ)に敬意(ケイイ)を示(シメ)さない、と

 其(ソレ)を聞(キ)き、異形(イギョウ)の者(モノ)達(タチ)は同意(ドウイ)の囁(ササヤ)きを漏(モ)らした

 斯(カ)くして獅鷲獣(グリフォン)は異形(イギョウ)の国(クニ)を追(オ)われ、何処(ドコ)へともなく飛(ト)び去(サ)った

 もう行(ユ)く当(ア)ては何処(ドコ)にもない

 己(オノレ)を慕(した)う民(タミ)のいない王(オウ)は独(ヒト)り慟哭(どうこく)した

  -Fin-

 御疲れ様です。ね、今回は簡単な話だったでしょう?奢れる者は何やらですよ。只書いていると只単に此の子、寂しがり屋だったんじゃ・・・と思って一寸同情したり・・・しなかったです。(酷い!)

 可愛い子ではあるんですよ、御気に入りなんですよ。でも然う言う子って苛めたくなるじゃないですか。ゲームで言うとあれです。好きなモンスターとか、かっこいいのが出たら全力で殺しに行く感じです。もう其の返り血に染まって溺れたいみたいな奴です。・・・え、ならない?おっと此は失言。

 次は、然うですね。先ヒッポグリフさんちらっと出たし、馬行きたいです馬。馬と言えば・・・さて、何の子が良いかなぁ、フフフ。

 では、良い物語を、御機嫌よう。

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