だから落ち着けと……
―――どうやって帰ろう?
(いやもう重要な問題ですよ!どうせここ地球じゃないどっかでしょ!異世界か異次元かパラレルワールド辺り、そうでなくても天国か地獄かなんかで結局ファンタジーななにかかどっかに飛ばされたに違いない!ああどうしようどうしようなにこれどうすりゃいいの!?主人公補正あるよね!?そもそも―――――……………‥‥‥‥‥)「ブツブツ……」
後で思ったんだけど、自分焦りすぎ。うわー。
☆★☆★☆
「あの……すいません……大丈夫ですか?」
話しかけられた。
(はっ!)「あ……はい……大丈夫です。」
「私はあなたをここにつれてきた者なのですが――――」
(えっ)
「―――理由があります。」
「それは?」
「勇者になってほしいのです。」
(ええ!?)「僕が?」
「と言っても、魔王を倒す必要はないです。居ませんし。」
(魔王って……)「じゃあなにをすれば?戦争ですか?」
「それもありません。あなたにしてもらうことは―――」
(そうか!)「魔物退治ですか?」
「違います。あなたに―――」
「伝説の剣を探す!」
「それもちが―――」
「新しい国を作る!」
「だから―――」
「石油を掘りあてる!」
「ちょっ―――」
「世界一周!」
「ねえ―――」
「ロケットに乗る!」
「あの―――」
「山登り!」
「…。」
「料理人!」
「…。」
「剣の――」
「五月蝿い!黙れ!」
「…はい。」




