表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/38

38 教団員が勝負を仕掛けてきた。

「うおー、やっぱり俺がやる喰らえ!」

「あっ。」


レムはアルティさんの言う事を結局無視してドラゴンに飛び掛かった。

が、ドラゴンは何故か持っていたハエ叩きでレムを張り飛ばした。


「ヘブソっ!!」


レムは奇声をあげながら飛んでいく。


「キーパー、死守死守!」

「オーライオーライ、キャッチ!」


アルティさんがリーナさんに指示し、レムをキャッチさせた。


「お前は雑魚をやれ、いいな。」

「ふ・・・ふぁーい・・。」


アルティさんはレムに指を指すついでにリーナさんの胸をツンツンしながらレムに言った。

リーナさんは笑顔でアルティさんにチョップする。

そしてアルティさんの耳元で


「続きは帰ってからね。」


と囁いたらしい。

リーナさんに抱き抱えられてたレムには聞こえたようだ。


「クッソたれめ~。」

「ほらほら、敵が押し寄せて来るわよ。」

「いつか絶対あんなドラゴンと戦ってやる。まずはテメーら雑魚からだ。フェアリーパワー!!」

「あら、どこかで聞いたような叫び。」


「今度はちゃんと言う事聞いたようだな。」


ドラゴンはレムを見下すように見ながらウシシシと笑っている。


「どこを見ている、木偶の坊。」


アルティさんがドラゴンの股間辺りを蹴りあげる。

急な激痛がドラゴンを襲い、悶絶する。

ドラゴンは股間を押さえつつ、転がりまくる。

テーブルや椅子、グラスやボトルが壊れ、割れる音が響き渡る。

アルティさんやレムをとっさに抱えたリーナさんは上手く跳び跳ねてドラゴンの攻撃?を回避する。

アルティさんは魔力を込めた鎌をドラゴンの頭部に叩き込んだ。

ドラゴンは頭部に大きなたんこぶが現れ、目はグルグル、舌が口からはみ出た状態で気を失った。

まるで漫画みたいだったそうだ。


「流石は噂に聞く男よ。あんなモノでは時間稼ぎにもならねえな。」


教団員が頭のフードを取る。

赤い髪に角、青い肌をしたオーガ族の女性だった。


「こっから先には行かせる訳には行かないよ。」


教団員は威勢よく言う。


「いい女だ、ふーむこれは不味い。これはちょっと時間が掛かりそうだ。王の弟連れ戻さないといけないんだが、いい女だしなぁ。これはちょっと時間をかけなきゃしょうがないよな。」


アルティさんは舌を舐めつつ長期戦を決めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ