表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

『プレスマンでぶすぶす刺されなかった狐』

作者: 成城速記部
掲載日:2026/07/16

 あるところに片目の悪いじいさまがいた。子供のころの病気だかけがだかが原因で、右目が開かないのだ。しかし、仕事熱心で、優しい性格で、ばあさまと仲よく暮らしていた。

 ある日、じいさまが酔っ払って、上機嫌で帰ってきた。ばあさまは、その顔を見て驚いた。右目が開いて、左目が開かないのだ。ばあさまは、これは狐が化けているのだと見抜き、おやおやおじいさん、こんなに酔ってしまって、いつものように酔い覚ましに米俵に入るかね、と水を向けると、いつもように、という部分が効いたのか、じいさまに化けた狐は、すんなりと俵に入った。ばあさまが、俵に入ったら、いつものように縄をかけるかね、と言うと、じいさまに化けた狐は、何の抵抗もせず縄を巻かれた。ばあさまが、いつものようにいろりにつるしていぶすかね、と言うと、じいさまに化けた狐はいろりにつるされた。ばあさまが、プレスマンをかちかちしながら、どれ、じいさま、いつものようにプレスマンでぶすぶす刺されるかね、と言うと、さすがに狐も気がついて、じたばたしようとしたが、俵にくるまれてぐるぐる巻きになっているので、ほとんどじたばたできなかった。そこへ本物のじいさまが帰ってきて、翌日は、狐汁になった。



教訓:じいさまを正面から見て化けようとすると、鏡になってしまう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ