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神さまが自堕落勇者  作者: 雲 寿壱
第ニ章 ガイア神の子どもたち
33/35

俺、天空神殿に行きます。

第33話


俺が飛行魔法のインチキがバレてから3日たった。

「そろそろ、みんな飛行魔法のレベルはじゅうぶんになったから、次の天空神殿に行くか。」


ジロっとみんなに睨まれた。


飛行魔法をみんなマスターしたが、飛行魔法の飛び方はそれぞれ、違った。


セイラとアイリスは元の天使だけあって羽根を広げて飛行する。


詩織、弥生、ココロは見えない階段を速く駆け上がるように

空中を走る。


リーヴルは階段のように魔法陣が現れそこを登って行く。

 

ヴァンと6吸血女は羽のように両腕を広げながら空を飛ぶ。


タイガードは空中に斧を振り上げ振り下ろすと岩のように崩れ崩れた所を登っていく。


レオシードは天より光が現れ、光って動く階段を登っていく。


キラキラキラキラ


アイツ、光の剣士って言ってたからとことん光にこだわってるな。


さあ、俺はどうするか?セイラやアイリスみたいに羽根は生やせないし、詩織たちみたいに素早くないからマネ出来ないし、ヴァンやレオシードのは勘弁だ。魔法陣も階段もだせないしな。

そうだ。椅子に座っているだけで、その場所まで運んでくれないかな?椅子でね。

と思ったらとたん。大きな椅子が現れた。

俺はその椅子に座ってみた。

とっても座り心地がいいし、足ものばせる。

このまま天空神殿に連れて行ってくれたらなぁ。

と思った。椅子はうごきだし、あっと言う間に天空神殿前に着いた。

あれ?いったい、どう言う事?

まだ、誰も着いてない。


「「ちょっと、ちょっと。マサトさま。それ、反則です。

私たちチャンと自分の羽根で来たんですよ。」ですぅ。」


セイラとアイリスに怒られた。


「マサト、それは美しくないね。僕の光って動く階段。神の階段には敵わないね。」

「吾輩達も到着である。」「着きましたわ。」

あっ、レオシードも着いてたのか。喋らないから分かんなかったけど、リーヴルも着いている。あっ、ヴァンと6吸血女も着いた。後はと。


「やっと着いたんだよ。疲れたニャ。」

詩織、弥生、コロロも着いたか。


タイガードがまだか。

しばらく待っていると。


「ふうっ。年寄りには堪えるわい。」

タイガードが到着した。

年寄りって、タイガードあんた、たしか20歳だろっ。リーヴルより10歳も若いじゃんか?ドワーフ族って20歳で年寄りなんかい?何歳が寿命なんだよ?


「あれ?タイガードってこの間、成人したって言ってたじゃない?年寄りじゃないでしょ?」

詩織がツッコんだ。


「ハッハッハッ、シャレじゃよ。シャレ。」


「コレでみんな揃ったな。じゃあ、行こうか。コレが天空神殿か、すごいな。」


「違うと思う。たしか、コレは門で、神殿はずっと先で、雪や風のすごい場所を越えないといけないはずだ。」

リーヴルが説明してくれた。


「え?このデカイのただの門なの?」


「そうらしい。」


飛行魔法を覚えたから後は簡単だと思ってたの考え直さないといけないらしい。

俺たちはウンザリしながら門を通った。

アレ?門番いないの?


「空を飛べないと来れないから、来れる人がいないからじゃないの?」

弥生が納得いく答えをくれた。


門を通ると心地よい風が吹いていた。あちらこちらに風車がある。


人も天使のように羽根が生えていたり、獣人でも羽根が生えている人が多い。


「天空人たちだ。」


物知りのリーヴルが教えてくれた。


「セイラとアイリスは羽根を生やしてたほうが自然じゃない?」

詩織が言うので、そうする事にした。


「オホッ、誰か来るぞい。」

ランガードがこちらに来る人に気づいた。


「お初にお目にかかります。勇者マサト御一行さま。

私は天空神殿門番をしています。リッケルトでございます。

聖母ルシアさまから勇者御一行が到着するのを連絡いただいてますが、こんなに早く到着なさるとは思ってなかったので

お迎えが遅れまして申し訳ありません。私の家でこの国の現状をお知らせしますので、お越しください。」


リッケルトに連れてこられた家でこの国シルフィードについて教えてもらった。


この国シルフィードは天空にあるので風と山に雪があるくらい静かな国だったが、山の麓にある天空神殿の前にブリザードドラゴンが住みついてから天空神殿には行けなくなるし、国土の半分を雪と氷の人の住めない所になったそうだ。

神殿には女神もいるはずだから女神さまも心配といっていた。簡単に言うとブリザードドラゴンをどうにかしてほしい

と言うところか?


俺たちはこれから雪と氷の世界で戦えるようリッケルトに防寒着を用意してもらって作戦をねる事にした。


「氷といったらやっぱり、火とか炎だろ?セイラとかアイリス、リーヴルを中心に攻撃をすればいいんじゃないか?」


「吾輩も火魔法は得意であるぞ」

「「「「「「「私達も得意です。」」」」」」


本当にこの筋肉吸血鬼ハイスペックだな?俺たちよく倒せたな?


読んでいただきありがとうございます。

よかったら感想をお聞かせ下さい。


キャスト


主人公パーティ

マサト 眷属使い剣士 自堕落勇者

セイラ 弓使い エロポンコツ

アイリス 槍使い スーパーポンコツ

レオシード 大剣使い 残念イケメン

ランガード 大盾斧剣士 髭ヅラ大男

天宮詩織 侍剣士 ツンデレ

清水弥生 忍者 エロ爆乳

コロロ かぎ爪使い 獣族の姫 ケモ耳

リーヴル スクロール使い 本屋 変わり者

ヴァンピール伯爵 無敵吸血鬼 筋肉ダンディ

6吸血女 ヴァンを慕う6人の美女吸血鬼


リッケルト 天空神殿の門番

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