俺、イケメン神に騙されました。
サブタイトルでバレバレですが、マサトはマクダルに騙されちゃいます。一体どういう事なんでしょうか?
お楽しみに、、、。
第3話
「よかったですぅ。マサト神さまが、採用してくれて、私、天使学校でもぶっちぎりのビリだったから採用がなかったら天使の位剥奪されちゃう所でした。」
え、どこに採用試験があったっけ?
「アッハッハ。セイラにピッタリの後輩じゃない。ビリ同士仲良くしたら、ハッハッハ。」
「ぐぬぬ。イリスめ。いつかギャフンと言わせてやる。」
また、言い回しが古いなあ。しかし、イザベルはとことん悪女をしているなぁ。本当に天使か、よくラノベに出てくる悪役令嬢そのものじゃないか。
ゲートをくぐりながらそんな事をやってると、明るい世界に出てきた。まぶしかったので、目がなれるまで時間がかかったが、慣れてくると、ぼんやり景色が見えてきた。
あれ?この部屋異世界がたくさんある。俺は一つだったのに
たぶん、ランクが上がると管理する世界も増えるのかもな。
神学校でも適当にしか勉強してこなかったからよく分からないし、どうでもいいや。
「どう、私の管理している世界は」
マクダル神が微笑みながら聞いてきた。
「いやー自分の管理している異世界もほったらかしだったからすごいんでしょうけど、良く分からないです。」
本当にマサトは正直だね。そしたらイザベルに解説させよう。
天使イザベルがとても分かりやすく説明してくれたみたいだけど、全く興味がない俺は聞き流していた。
おう、おう、セイラとアイリスは目をキラキラさせて説明を聞いてるよ。こんなのどこが面白いんだ。
「マサトさま、マサト神さま。コッチの世界すごいですよ。」セイラと、アイリスに連れられてみた世界は平和そのものだった。これは本当に完璧だ。
すごい、完璧すぎる。このただの顔かいいイケメンじゃないな。
「関心してる様だけど、たいした事ないよ。マサトだって自分の世界を平和にしてたじゃない。」
「イヤイヤ、俺はこんな人がいるような高度な文明はなかったし、微生物とまだ魚類しかいない世界でしたからね。なんにもしていませんよ。」
隣の世界からすごい音が聞こえてきた。なんだ、、、その世界をのぞき込むとそこは現実世界の地獄だった。常に戦いがあり、すぐに殺される人、生物、燃える建物、山火事、悲鳴、叫び声、嗚咽の聞こえる世界、、、、、
「あっ、そこはね。これから取りかかる所なんだ。ここから隣みたいに平和にするには骨がかかるよ。」
微笑みなから言っていたマクダル神が、俺が横をむいた途端、俺をその地獄の世界へ押して落とした。
「マサト神さま〜。」2人の天使の声が聞こえる。
エッ?どういうこと?落ちながら考えていると。「頑張ってね。」とマクダル神。次に天使イリスが天使セイラを落とす。2人が落ちた所にアイリスか飛び込む。3人は赤グロい大気と黒グロとした地面に向かって落ちていく、、、、
あ〜あああ。落ちていく、、、どんどん落ちていく。さあ。どうしたものかな?
「どうしたものかじゃないですよ。マサト神さま。おそらく全員、神や天使の能力をすべて奪われています。私も天使の羽根がなくなってます。このままじゃ全員落下死ですよ。」
「エッ?俺たち神や天使は死なないんじゃないの?」
腕を組みながら寝そべって落下していくと
「それは神や天使の位があるからその能力で死なないんですよ。コラ、アイリス羽根がないからって平泳ぎで泳がない。
空じゃ泳げないんですよ。全くもう。」
じゃ。死ぬしかないね。もう無理だよ。
「この、ポンコツが〜。あっ、失礼しました。もう、私がなんとかしてみます。アイリスもコッチ来て」
ポンコツにポンコツって言われてもな〜。
本当にポンコツ3人組じゃどうしょうも無いと思うけどな。
「アイリス今は羽根が無いけど天使学校でやった事思い出しててみて、魔力を背中に集めてみるのよ。」
「でも、今は羽根も魔力も全くないですぅ。」
「うっ。じゃあ気合いよ。気合いを入れるのよ。どうにかなるわ。」
ダメだ、これゃあ。全員死亡は確実だね。俺は無駄な事はしない主義だから、みなさんさようなら、、、、、、
マサトはマクダルに騙されて異世界に落っこちちゃいました。無事に助かるのでしょうか?もちろん、助からなかったら物語はおわっちゃいますけど(笑)
キャスト
主人公
マサト B神 自堕落スーパーポンコツ神
セイラ 天使 マサト付き ポンコツ天使
アイリス 天使 マサト付き スーパーポンコツ天使
マクダル神 SSS神 完璧スーパーイケメン神
イリス 天使 マクダル付き 金髪立髪ロール悪女天使
イザベル 天使 マクダル付き 完璧メガネ美女天使