コトコ、デレる。
こ「八重先輩、またソレですか?」
け「コトコは“ギタリスト、テリー”が好きだなぁ。」
や「・・・私、ギター弾いちゃダメなの?」
こ「違います。そのアイバニーズですよ。」
や「?」
こ「私が作った曲を演る時は何時もその9弦じゃないですか。」
や「その為に買ったし大分弾ける様になって来たんだけど、」
こ「八重先輩はフライングVがカッコイイんだからVにして下さい。」
や「ええっ⁉︎」
け「おおっ、コトコが八重にデレた。」
て「八重のVの話か?それなら私も言うぞ。何でTV返しちゃったんだよ?」
や「いや、だって、まーちゃんが返せって言うから。」
て「私、あの音にやられてティアーズヤめたのに。」
や「そうなの⁉︎」
て「いや、Vで全然イイんだけどね。」
け「?ギタリスト八重が評価されてる?」
や「いいじゃん。私、評価されても。結構好かれてるよ?」
け「いや、確かに。どうにも“八重はヘタ。”がデフォになってるからなぁ。」
こ「そうなんですか?」
て「うん。八重はギター下手。これ有名。」
こ「全然そんな事無いのに。」
や「コトコはカワイイなぁ。優しいなぁ。」
こ「とにかく、八重先輩はVにして下さい。」
や「コトコは横暴だなぁ。」
け「んじゃ、んじゃ、コトコ、私は?」
こ「・・・何やっても、弾いてもカッコいい京子先輩はどうでもいいです。好きにしてください。」
け「すげー評価されてるのにヒドイ言われよう!何?」
補足:
可愛い過ぎるコトコちゃんは自分が一番可愛いから自分が一番お姫様なハズなのになぜかお姉ちゃん二人には敵わないと思って育ちました。別にコンプレックスはありません。だって自分は可愛いから。で、高校に入学したら敵わない人が三人増えます。ロージーの三人です。松園冬子はあまり接点が無いので除外しています。中でも完璧超人(と、コトコは認識している。)の新原京子の存在はある意味苦々しく思っています。勉強、運動、音楽、容姿(背が高くてスタイルが良い)。およそ勝てるところが見つからない。でも実は大好き。