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SISTER  作者: 公魚多ゲシ
6/15

デキスギ結成(前)

や「テリーとコトコが浜港の学祭でバンド組むんだって。」


け「へえー、二人で?」


や「トーコちゃん巻き込んで。」


け「マジ?冬子先輩よくウンって言ったな。」


や「コトコがお願いしたんだって。」


け「出た。コトコの強権発動。」


や「トーコちゃん、断りきれなかったみたい。」


け「あの剛のオンナが。コトコの“お願い”。怖っ。」


や「いいよねぇ。楽しそうだねぇ。」


け「まあ、これで冬子派とコトコ派の対立も治るかもねぇ。浜港にも平和が。」


お「平和だから!対立を煽ってるのアンタ達だから!」


や「私達も文化祭出よっか?」


お「聞けよ。」


け「ロージーで?いいな。」


お「き・け・よ。ってか学校行事で他校生がムリでしょ。」


や「・・・。」


け「・・・。」


お「何よ?」


け「出た。正義の人。誰が対立を煽ってるって?」


お「話戻んのかよ。」


や「このクラスで誰か楽器出来る人はいない?」


け「ピアノ上手い人知ってるよ。」


お「おい。」


や「そいつ、ウルセー?」


お「ねぇってば。」


け「ウルセーけど正義の味方。頼まれたらイヤとは言わない。」


や「じゃあそいつで決まり。」


お「アンタら何の話ししてるのよ?」


け「あ。ピアノ上手い人!」


お「人を指差すなっ!ってか弾かないわよ、ピアノ!」


や「ピアノじゃ無いなら何がいいんだよ?ギターか?ギターは私だぞ。」


お「違うでしょ。大体ケリーの方がピアノ上手いでしょ。」


け「ほら、私は何でも出来るから。別にピアノじゃなくても。」


や「ピアノ出来る人は何でも出来る説。まーちゃんが言ってたのは本当だったか。」


お「まーちゃん、誰よ?」


や「帆波も何でも出来るん?」


お「わけないでしょ。そんなの天才だけよ。てか、アンタ達本気なの?」


け「いいじゃん、いいじゃん。鍵盤弾こうじゃん。学祭バンド楽しそうじゃーん?」


お「じゃん連呼すなっ、伸ばすな。浜っ子か?」


や「結構マジで。お願い。」


お「くっ!そこまで言うなら・・・。ギターなら良いわよ。」


や「おっまっ!フザけんな!ギターは私だ。」


お「ギターじゃなけりゃイ・ヤ。」


け「帆波、弾けるの?」


お「全然。でもなんかカッコイイじゃない。」


や「何だお前は?」


け「まあ、何だ、八重、ドラムな。」


や「イキナリ!私にドラムやれと。」


け「アンタ、音は外すけどリズム揺るがないから。」


や「まて、マジで初心者バンドになるぞ。帆波は本当にギター弾けるようになるのか?」


お「私、ピアノ弾けるから。何でも出来んじゃない?」


や「ピアノ出来る人は何でも出来る説か。まーちゃんが言ってたのは本当だったか。」


お「まーちゃん、誰よ?」

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