電車にて・・・
『ギャー、ギャー』
子供が電車の中ではしゃぎまくっている。
しかも俺達の目の前でだ。
おまけに親はへらへらして注意もしようとしない。
かなりイライラするが混んでいるので移動することもできない。
ノリフミ(どうして注意できないんだ?かわいいからか?親以外にとってはただのみにくいアカザルすぎない。まったく)
あからさまにイライラしていると隣で座っていた妻2号が優しく俺の手を握る。
妻2号『大丈夫?』
ノリフミ『ああ、大丈夫だよ。』
妻2号『そう』
それにしても俺の妻は美しい。あからさまに他の男たちの視線を感じる。
妻は慣れているといった感じで気にもとめていない。
次の駅で俺は学校へ、妻2号はそのまま『仕事場』に行くのだ。
妻2号『今日は少し遅くなるから、妻1号と先にご飯食べちゃってね』
ノリフミ『わかった』
ああ、こんな幸せな日常があるだろうか!
家に帰れば妻1号が料理を作って待っている。
そして夜は・・・
目の前の不細工なうるさいクソガキが憐れに思えるほどだ。
こんな幸せお前みたいなクソガキには大人になっても味わえないだろう。
そんなことを考えてニヤニヤしているうちに次の駅に着いた。
ノリフミ『じゃあね』
妻2号『うん』
ノリフミ『痛っ!』
クソガキが振り回した拳が俺の腕に当たった。
このやろう。殺意がわいたがもう電車を降りなければならない。
仕方がなく人の流れに身を任せて降りた。
妻2号をチラリと見ると眩しい笑顔でこちらを見送っていた・・・
ほんの少し彼女のまわりにケムリが出ていた気がした。
妻2号『またつまらないものを撃ってしまったわ』
この後、Ghost gunに撃たれたクソガキの母親は精神に異常をきたして 今までしつけてこなかった分、自分の子供を殴りまくり逮捕され留置場で自分のドッペルゲンガーを見て死亡しました。
妻一号は学校に行かずにアルバイトや自分の能力を使い金を稼いでる。家事全般をこなす。