一夫多妻の宣誓
妻1号と妻2号『私たち、そしてこれから出逢うあなたの未来の妻と共に誓います。
死ぬまであなたと添い遂げること。死んでもあなたと添い遂げること。そしてあなたの愛を争わずみなで分けあうこと。どうぞ末永くよろしくお願いいたします。』
あの事件のあと、二人からいきなり結婚を申し込まれた。
ノリフミ『えーっと、・・・俺としたら二人の女の子と結婚は大変嬉しいんだけど・・・』
妻1号『いやでしゅか?』妻1号はまだ日本語が下手くそらしい。
ノリフミ『そうじゃなくて・・・俺まだ高校生だし・・・』
妻2号『大丈夫。あたしモデルの仕事で稼いでるから。暮らしてくだけなら余裕。』
ノリフミ(こいつモデルみたいな体型してると思ったら本当にモデルだったのか・・・)
妻1号『私もアルバイトしてるから食費なら大丈夫。』
ノリフミ『そっかぁ。じゃあ大丈夫だな』
よくあるライトノベルでは断ったりダラダラ関係を引き延ばしてヤキモキさせたりする主人公が多いがノリフミは思いきりのよい性格だったのですんなり受け入れた。
ノリフミ『ところでさぁ。その・・・』
妻1号と2号『何?』
ノリフミ『夜の・・・あれは・・・』
妻1号と2号『さっきじゃんけんで順番決めました。』
ノリフミ『あ・・・そうっすか。』
どちらが先なのか敢えて聞かないノリフミであった。