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晒すわ日記  作者: こさじ
第一章・考えたっていいじゃない
8/161

Vol.7 『……読点、息してんの?』


    §

 ミトノは屋敷に寄り付こうとしなくなりそこで初めて香助と華は無実であると話が広がっていったが既に遅いこと……奥さまの当り散らす相手が小雀に替わったこと以外汚物の片付けとぶち撒けられたガリの実は一向に減ることはなかった。


 ミトノは・屋敷に・寄り付こうと・しなくなり・そこで・初めて・香助と華は・無実であると・話が・広がっていったが・既に・遅いこと……・奥さまがの当り散らす相手が・小雀に・替わったこと以外・汚物の片付けと・ぶち撒けられたガリの実は・一向に・減ることは・なかった。

    §



 一生懸命に小学生のときに習ったことを記憶の奥底から引っ張り上げて来ましたが、間違っているかもしれません。でも、↑ 上のように文は区切ることが出来、そこに『読点』を入れていく――のではありますが、全部にやったらぶつ切り感が半端ないので考えるのであります。

 

 一番は、切れよ…ってことなんですが、長いのが好きなもんでして、それならば自分の好みでいかに書けるかが大事なのであります。


 まず材料は…



1・ミトノは屋敷に寄り付こうとしなくなり、そこで初めて香助と華は無実であると話が広がっていった


2・が既に遅いこと……


3・奥さまの当り散らす相手が小雀に替わったこと以外


4・汚物の片付けと、ぶち撒けられたガリの実は一向に減ることはなかった。



 この四点です。このまま直して、四つの文にすればいいのでしょうけどね。書きやすい。あまりに長くなったらそれこそ切ってわければいいのです。

 

 ということで、四つの分け目に読点を置く。次に眺め回し、よく考える。

 主語の直後に読点を置く――そう聞いたことはあるんですが、知ったこっちゃない。我が道を行きます。



    §

 ミトノは屋敷に寄り付こうとしなくなりそこで初めて香助と華は無実であると話が広がっていったが『、』既に遅いこと……『、』奥さまの当り散らす相手が小雀に替わったこと以外『、』汚物の片付けとぶち撒けられたガリの実は一向に減ることはなかった。


 ↓


 …うん、読点云々の前に文章を考える余地がたらふくあることに気付きました。


 ↓


 ミトノ『が』屋敷に寄り付こうとしなくなりそこで初めて『使用人ら』は香助と華『の』無実『に気付いたのだが』、既に遅いこと……、奥さまの当り散らす相手が小雀に替わった『だけで』、汚物の『処理』とぶち撒けられ『て潰れた』ガリの実は一向に減ることはなかった。


 ↓


 大変に見にくいのですが、手直し含めて読点を確認する。


 ↓


 ミトノが屋敷に寄り付こうとしなくなりそこで初めて使用人らは香助と華の無実に気付いたのだが、既に遅いこと……、奥さまの当り散らす相手が小雀に替わっただけで、汚物の処理とぶち撒けられて潰れたガリの実は一向に減ることはなかった。

    §



 ただの作業になってしまった……でも、自分が書いた文章を見直すってとても大事だとしみじみ思いました。あんだけ悩んだのになぁ〜なんて、言い訳みたいなもんですよ。


 以上です。



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