Vol.60 『ハリボ〜テ』
設定の話なのですが…
Sが複数個のたぶんチートな主人公でも思うことだが、IQが恐ろしく高い設定の主人公を書いている作者さんにたまに言いたくなるのだ――「大丈夫か?」って。
その主人公に、作者がついて行けるのか?
って。
A作者の主人公がS級に強い主人公だとして、B作者の主人公がSSS級に強いとしても、正直読んだ読者にはどちらの強さも同じにしか見えない。
同じなんだ。
ただSを増やしているだけに思う。無為に増やして作者自身を無意識に追い詰めているような気がするのだ。
だが、どんな能力を主人公に与えるかによって他作品のS級の主人公との違いを出せるだろうけれど、『IQ』って難しいと思う。
第一、作者自身がどうなのかって話…お前の脳みそはどうなってんだって話。
あまりにへそで茶が沸いちゃうぐらい数字が多ければ、増やせば凄い主人公が出来ると思ったら、違うんじゃないかと。
中身は作者だ。作者が主人公を書くのだ。もしや原始人の脇役と現代人の主人公で現代のことを知らないから、便利さを知らないから周りはアホだ――な話なんだろうかと考えてしまう。
主人公や登場人物が変われども、どんなジャンルの作品を書こうが、どんな年代のどの性別で見た目などが変わったとしても、書き手の“自分”は変わらない。
作者さん…、その主人公の設定でホントに良いのか?
そう思う作品をちらりと見かけて思ったお節介でした。
('・ω・')
「ふと『カメレオン』って漫画を思い出したが、じっくり読んだことなかったなって……あと凄く私事ですが、同じ作者さんのその漫画よりも『くろアゲハ』は読んでたんだよね。でも、『そっち系だったの?』とファンタジー風味な感じが出て読むのやめちゃったんだ。
っていうどうでもいい話でした」





