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晒すわ日記  作者: こさじ
第五章・へっぴり読者のすゝめ
144/161

Vol.142 『無言ブロック』



 無言ブロックという言葉を目にして、それが悪いことのように書かれてあるのを読んで、私の意見は逆であるなと思った話。



「無言ブロックされるくらいならブロックすることを先に伝えて欲しい」というのに凄く違和感がある。


 ブロックを気軽にしたりされたりすることに特に何も思わない側と、ブロックを気軽にされることに嘆く側とでは、きっとわかり合えないんだろうと思うくらいに何を書いても平行線だろう。

 ブロックされる・するには、「自分がされたら嫌だけど理由があれば自分はしていい」なものが嘆く側の作品に見て取れて随分勝手だなと感じてしまうのである。


 自分は良くて、相手はダメ――?


 さらに無言で勝手にブロックするのは悪いことのように書かれるのは何故なのかわからない。ブロックしたいと思う相手にわざわざ関わる理由もないだろうに、顔を見せろと言われるのだから、もっと意味がわからない。


 関わりたくないから無言でブロックするのでは?


 そう思うとふと頭に浮かぶことがある……。

「『面白くないから読むのをやめますね』という感想をもらったが、わざわざ感想を書かずに勝手にブラバすればいいじゃない!」という内容のエッセイ作品を思い出す。


 他人にたいしてわざわざネガティブなことを言いにやって来る人間をあなたならどう思いますか?

(※追記:ネガティブなこと――「ブロックミュートします」「作品を読むのをやめます」)


 私は、勝手にブロックしてりゃいいし、好きにミュートしてればいいし、読むのをやめるのもブクマを外すのも★を消すのもその人その人で好きにやったらいいと思っております。

 そもそも、好き勝手活動しているのに人の感情やそれに関係することを止められるかといったら無理だろうと思うし、止めるほどに自分が出来た人間かといえばそうじゃない。誰かにとってはムカつかれる人間だ。

 そして、わざわざ言いに来られたら不愉快に思うぐらいに「そんなこと勝手にやってろよ」と思う。

 ブロックすることを伝えて欲しい側は、本当はどう思うんだろうと気になるところであります。スッキリ諦める何かを得たいのか、自分が他人からどう思われているかの位置付けを確認したいのか、はたまたブロックされたことをネタに瞬時に誰かに話すためなのか――そうして味方であるだろう人たちがどれぐらいいるのかを知りたいのか…。


 わざわざ言われたい人もいるだろうが、わざわざ言われたくない人だっているし、わざわざ言いたい人もいれば、わざわざ言いたくない人もいる。


 ハッキリいえば、無言ブロックがどうのこうのと誰にも何も言えない。ただ単に「自分が嫌だから相手は私には合わせろ」と強要したいだけなんじゃないかとすら思えるのだ。

 そんなこと同じなろうで過ごすユーザーに訴える事柄じゃないだろうと思う。

 そして、共感する読者がいたとして何人がそれを行動に移すんだろうかと疑問であるし、やったことがあるんだろうかと謎に思う。また、言われたとして何人のユーザーが何人まで直接ブロックすることを告げられて耐えられるんだろうかなと実体験があるなら語って欲しいと思う。

 毎度毎度、直接ブロックすることを言われたら、私なら耐えられない。疲れちゃうし、どんどん創作意欲がなくなりそうである…。見える場所で、「創作する意味あるの?」と責められているような気にさえなりそうだ。そんなことは自問自答するから要らぬお世話である。


 無言ブロックを嫌がる人は鋼の精神なのかもしれない…。


 そして、半分お豆腐精神だと思っていた私自身は、思う以上にお豆腐人間だったのだなと気づいたのでありました。

ᕦ⊙෴⊙ᕤ


「……よっぽどブロックされているんだろうな、と。

 ブロックされていることを嘆くと、『ブロックをされまくっている人』と認識されてしまうのではないだろうか?

 そういう風に勘繰られずに語る方法を一番に考えるべきじゃないだろうかな〜とお節介にも思ってしまうのでありました。」

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