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晒すわ日記  作者: こさじ
第一章・考えたっていいじゃない
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Vol.11 『字下げ派とペッタリ派』



 書き出しは字下げしてますか? それとも…


横壁に合体してますか?


 私はたいてい文の初めは字下げで書く派でございます。

 理由は簡単――目に優しい。といいますか、読んでいるときに隙間に目が引っ掛かるから飛ばさず、また目が疲れないからであります。

 改行しても、初めは勿論、字下げします。


 …時々、まあ、一度だけ自分もやったことがあるのですが、お話の一塊の最初だけ字下げして、あとは横壁合体派――ペッタリ派で書いたことがあります。



余白を入れて改行しても、内容が続いている間は字下げして書かないのです。

また改行しても、また改行しても……続く限りはペタっとペタっと壁にはりついていくのであります。これが、私独自、私なりの書き方である! なんて、ちょっと胸はってやっていたのです。

――が、ある日、気付きました…


「あれ、これって、意味あるのかな?」って。


ただ改行したらスペース押すだけ、私の場合はスマホなので『日本語』って書いてあるところを触るだけでいいじゃん…と、思ったのであります。一番最初だけ字下げしたって結局はツルっとして、読み直しても記憶に引っ掛からず目が滑っていくだけ。



 字下げする行為が、記憶するに繋がるんだと、自分の頭の使い勝手を知ったのであります。


 そりゃあ、好みもありますでしょう。書きやすいってことだってあるでしょう。創作するにあたって、まずは自分がやりやすいこと、そして模索し、「これがイイかも」で十分でしょう。


 でも、流石に目が辛すぎて読めない書き方に出会ったことがある。作者の好きな書き方だろうと理解は出来るのですが、途中で読むのが疲れてしまうことがあります。



それは、字下げもなく、改行もなく、だから箸休めの役割のような余白もなく、ただただひたすらにぶっ続けて書き続けられている文章は、漢字やひらがなの割合もあるでしょうけれど、読むのが大変です。これが好き――て人もいるでしょうけどね。でも、いつになったら休むときが来るのか…いや、その文章の雰囲気といいますか、場面はいつかわるのか、それまで同じペースでずっと字を追いかけることに、少しばかりの不安を感じるのであります。「あら……ここでトイレに行きたくなって、ちょっと目をはなして戻って来たら、私はまたいちから字を追わねばいかんのか…めんどくせー」そう思ってしまうのであります。続きを読むために、どうか――どうか読者がどこから続きを読めばいいのかヒントを下さい!



 だから、私は字下げ派でおります。

 

 あれ?っと気になったとき、再び読み始めるとき、いっちょここらで――なんてそこまで上手くは書けてませんけど、そんな気持ちで目を引っ掛かけるために字下げをするし、改行するし、余白も作って、自分なりに『読みやすい』ように書くのであります。



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