アメリカに引っ越してきて、銃の恐ろしさを実感した
タイトルからも分かる通り、今回のエッセイでは「銃」についての話をしていこうと思います。
<日本に住んでいた時は普通だと思ってたこと>
アメリカに住んで5年経ち、色々な事を体験できたこの5年間ですが、「銃」というものがアメリカの文化にどれだけ浸透しているかを感じられる時間でもありました。そして、何故私が「銃」の恐ろしさを実感したのかというと、アメリカ内での銃乱射事件が異様なくらいに多いからです。去年の2017年には317件の銃乱射事件がアメリカであったと言われています。正直に言うと、ありえません…。
日本には皆さんの知られている通り、銃砲刀剣類所持等取締法という法律で銃砲、刀剣類の所持を厳しく取り締まっています。なので、私も日本に住んでいた頃は「銃」を気にする事はほとんどありませんでした。日本では道を歩く一般人が銃を持っているとは思いませんし、学校に銃を持って襲ってくるというような事も心配することは全くと言っていいほどありませんでした。だからこそ、アメリカで「銃」の保持が違法ではないことに衝撃も受けましたし、恐怖も感じました。
<アメリカの文化と銃の保持>
文面からも分かるとは思いますが、私は「銃」を保持することを良いとは思っていません。ですが、「銃」の保持を支持する人はアメリカには多くいます。では、何故多くの人が「銃」の保持を支持するのか? これには色々な意見があります。例えば、南部の州では多くの人がハンティングを趣味にしています。ですから、アウトドアショップには必ずと言っていいほど銃が売っています。他の理由としては護身用のために保持しているという事です。外に出た時にいつ、どこで撃たれるか分からないから一応持っておく人や家に置いておく人はたくさんいます。(他にもあるとは思いますが、私が聞いてきた理由の中ではこの2つが多かったです)そういった理由から銃を保持している一般人、そして保持を支持する人はアメリカで多くいます。
たしかに、銃の保持によって、何も事件が起こらないなら話は違います。ですが、実際には多くの事件で無関係の人が命を失っています。去年の11月にはテキサス州にある教会で無差別に銃乱射事件が起き、26名が亡くなっています。そういった事件が起きているのに、まだ「銃」の保持を支持している人に私はおかしいんじゃないかと感じました。(もちろん、仕事上での銃の保持は関係ないです)
<完全に銃を回収することは不可能、でも事件を防ぐ方法はある>
アメリカでは信じられないほどに「銃」の入手が簡単です。そのため、アメリカに住む多くの一般人がすでに持っていてます。このことから、今から日本のような銃刀法を取り入れても、多くの人は隠してでも保持し続けると私は思っています。ですが、完全に回収できないからといって、銃が原因となる事件を防ぐことを諦めるのは間違っていると思います。
例えば、身元の確認はかなり有効だと思います。現在のアメリカではマシンガンなどの自動銃を購入する時に、また、服の下などに隠して保持する時には身元確認が必要とされています。しかし、ただ単に拳銃を買うという時には特に身元の確認はありません。
何でないのか? すいません、それは私にも分かりません。ですが、拳銃やライフルを買う際にも身元確認があるだけで、起こりえる事件を防ぐことが出来るかもしれません…。
<まとめ>
特にまとめることはないのですが、このエッセイで私が言いたかったことは「銃」の保持が禁止されている日本はとても安全な国だという事です。もちろん、アメリカを歩けば絶対に銃で撃たれてしまうというわけではありません。私もアメリカで5年暮らしてきましたが、そういった事件には一切巻き込まれたことはないです。
ですが、事件に巻き込まれる可能性は日本よりは高いです。そういった命に関わるリスクが日常生活の中であると考えると怖いなと感じました。
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