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元特殊部隊員の俺が一般人になるのは難しい  作者: いかさん
セーフハウスを探すたび
1/6

プロローグ

二作品目の作品になります。

今回はおもしろ、おかしく、時には悲しくなる暖かい作品にしようと思っています。


 ーーーーーーーープロローグーーーーーーーーーー


 じめじめするジャングルに俺と相棒はいた。

 今回の作戦は、中東の奥地の村にあるテロリスの本拠地にて、首謀者を暗殺することだ。

 約3日間かけて360kmの道のりを歩き基地までたどり着く。


「tiger01、目標に到着」

 俺は目標についたことをHQに報告すると、そこから本当の任務が始まる。

「tiger02、目標に到着」

 相棒は敵基地の反対に回り込み待機する。


[こちらHQ、tigerの到着を確認これより敵のテロリストの首謀者と思われる人物の暗殺を開始せよ。」

「tiger01、了解」

 俺は特殊ペイントされた、スナイパーライフルを組み立てる。


 ああ、そうだ今回のテロリストの首謀者テロリスト・タロオは国際的なテロ集団の親玉であり。

 やっと(テロリスト・タロオの情報を掴むことができた。


 こんなチャンスは滅多にないことだ

 日本は確実に暗殺できるメンバーとして、俺(特守 雪)軍曹と相棒(CQB・高尾)大尉をここに送り込んだ。

 お、っとおしゃべりが過ぎたようだ。


 ライフルの組み立てをコンマ5秒超えてしまった。

 これは大きな失態である。だが、私はそんな失敗を顔には出さない。絶対にだ!!


「HQからtiger01、脈拍と体温が高いようだがなにかあったのか?送れ」

 な、なに!!私が失敗したことを気づかれたか?!そんなばかな。

 こ、こんなときどうしたら・・・


「た、tiger01、い、異常なし。ちょっと熱い?だけだと思われる。ああきっとそうだ。そうだろHQ?!」

 俺は完璧な嘘をついた。これは騙せた。ああそうだHQはきずいていない。


「こちらHQ,そ、そうか、まあジャングルだからな、暑いのは分かる。」

 ほらみろ、完璧じゃないか。


 さて、それじゃあ首謀者テロリスト・タロオが出てくるまでじっくり待つか。

 俺はトリガーに手をかけて、石のように待ったのであった。





 ーーーーーー東京都A市特殊部隊専門基地ーーーーーーー3ヵ月後


 はぁああああああああああああ!!!!!!!


 俺は叫んでいた!心の中で!!!

「あ、あのどういうことでしょう。」

「だから、君は解雇されたのだよ」

「な、なぜです・・・私は任務を達成しました。」


 三ヶ月の月を経て国に帰った直後に言われた言葉は解雇だった。

 俺は納得がいかず隊長に文句を言う。


「そうだな、任務を達成したな。だがな・・・敵の基地を含め、半径5kmが消えた。」

「そ、それは・・・」

「何故だ!?そこでなにがあった?!」


「んん、言えません・・・」


 あの時なぜ基地付近を吹っ飛ばしたのか・・・言えない。


 これは約束したことだからだ。


「うちはの部署に隠し事をするやつはいらん」

「わかりました。では失礼します。」

 hわっわわわ、ど、どうしたら!!いいんんだAaaaaaaaaa!!

 俺は内心パニックになりつつも、絶対に顔には出さない!


「君にいくつか就職先を用意した。ここの中から好きなものを選びたまえ。」

 隊長は紙束を取り出す。


 だがな!!!


「隊長。私は檻から捨てられた虎です。あとは自由にさせてもらいます。」


 と吐き捨て、職場を後にした。

 絶望感にひたっている顔など出さず

 膝の震えを止めるのにせいいっぱいの筋肉を使いながら。



 ーーーーーーーーーー基地の門の前ーーーーーーーー



 俺は誰にも見送られることなく、基地の門で立ち止まる。

 今まで15年間過ごした、家を離れるのはさみしい。

 だが、俺は悲しそうな顔など一切出さない。そして泣きもしない。


 んん!!誰かに見られている気がする・・・


 俺は、五感をフルに動かし周囲を探る。


 ふふ、甘いな俺をつけてることは分かってるぜ。


 俺はあからさまに道の真ん中に置かれた公衆便所に蹴りをお見舞いする。


「うぉりや!!!」


 がしかし、読みが甘かった。

 蹴った反動で前に出た体は、止めることができない。


「はっは、お前も甘いな。ぬおぉりやーーーーー!!」


 ガチャン!!カチャ・・・


 俺は甘かった。蹴った足を掴まれ、トイレの中へ引きずり込まれ、見事に鍵をかけられる。」


 首にはナイフが当てられ、数センチでも動けば確実に動脈がきれる。


「くそぉ!いつからついてきてた!!」

「お前が隊長に叱られてるときからずっと追ってたよ。」

「なに?!まさか、あのあからさまにおかれていた隊長の部屋の公衆便所は?!」


「ああ、そうさ・・・」


 なんと言う事だ。俺としたことが、気づかなかっただと?


「残念だったな。俺はお前の相棒で一生人生を終えるつもりだったんだけどな。」

「大佐・・・」

「まあ、なんだお前なら外でもうまくやっていけるさ。俺ならわかる。」


 大佐はめったに俺をほめることなんてない人だった。

 こんな時に励まされてもなんもいえねえよ。


 悲しさを胸にしまい、顔には絶対に表情をださない。


「大佐・・・今までありがとうございました。」

 俺は今までのお礼と、あのジャングルでの事件のお詫びをこめて言った。

「いいってこった!がんばれよ!!」


 と、同時に公衆便所から蹴り落とされる。


 後ろを振り向くと、公衆便所はなくなっていた。


 しかしそこには、トイレットペーパーがおかれている。


「こ、これは!」


 もしかしたら敵の偽装爆弾かもしれない。

 俺は慎重に触る。


「やっぱりな。」

 案の定ロールの芯の中には爆薬が入っており踏んだりでもすれば爆発する状態であった。

 ロールにはサバイバルナイフが、巻かれていた


 ペーパーを巻いていくと、「がんばれby相棒」

 とかかれた一部分をみつける。


 あいつらしい挨拶だ。

 俺は巻いてあったナイフで、ささっと爆弾を解除して地面に植えておいた。



 俺は相棒のナイフ1本を持って、社会と言う檻の外へと旅立ったのであった。



 ーーーーさあ・・・ここからが俺の再出発だ!!------







今回もこんな作品を読んでいただきありがとうございます。

誤字、脱字、よく分からない文など、あったらすいません。



作品を読んでここがわからないとか、感想とかもらえると今後のやる気があがると思います。

(ただ、私がうれしいだけです・・・)(喜びます)


よかったら次の作品もよんでください!!

では、次回作でお会いしましょう~

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