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初投稿です、文章を書くのがへたくそなので分かりにくいところまもあると思いますが、よろしくお願いします。
おかしな所や変えたほうがいい場所などを見つけたらぜひ感想で教えてください、よろしくお願いしますm(__)m
今目の前で起きている現象に佐藤純は戸惑ってる。クラスでご飯を食べているときに突然床が光り始めて、今の世界にはないような神殿に転移されたのだ。
「もしかして、異世界転移?」
一瞬そんな考えがよぎるが、現実的だはないだろう。
すると突然神殿のドアが開き、豪華な衣装に身を包んだ女性がテンプレ発言をした。
「よくいらして下さいました、勇者様」
(転移キターこれでラノベの主人公のように無双して、ハーレムつっくてやる)
そこでみんなクラス中が異世界に来たことにが気付いた。
すると後ろで大島和人が叫びだした。クラスでもいつもうるさくて、いちいち発言しなければ気が済まない俺が嫌いな奴TOP5に入るやつだ。
「なにおかしなこと言ってんだよ、俺たちの世界に返してくれよ、ふざけんじゃねーぞ!」
と喚き散らしている。最近はやっていた小説と状況が似ているので帰れない可能性に気付いたのだろう。顔が青白くなっている。
ここでいつも冷静な頼れる委員長、横田涼香が状況を説明できそうな扉から出てきた女性に、いったいどういう状況なのかを質問した。
「実は魔族との戦争に負け始めたので何か新しい強力な戦力を補充したいのです」
「なんで高校生だった俺らが戦争に協力しなきゃなんねーんだよ‼‼」
とクラス全体からブーイングが起こる。
すると女性は泣きながら土下座をして懇願し始める。
「急に誘拐のようなことをして戦争に参加しろなんて無茶なことは分かってます。でもそこをどーにか力を貸してください。怨んでも殺しても構いませんが、なにとぞなにとぞ......あなたたちが唯一の希望なのです」
それでもなかなか暴言が収まらないが
「罪に気づき心を痛めながら縋るしかなかったんだろうから、彼女だけを責めるのはよそうよ。そりゃ異世界に無理やり転移させられたら怒るだろうけど、もう少し落ち着こうよ」
いまフォローに周った青山大地は、学年1の優イケメン、性格がよく運動神経抜群・頭脳明晰・女子に大人気な男の敵だ。だいたいこいつは甘すぎる!もう地球に帰れなくなるかもしれないのに。
しかしこのままでは何も進まないので、みんなもしょうがなく黙る。その顔は不安、怒り、絶望、落胆など様々な表情が読み取れる。
女性が顔を上げ涙でぐちゃぐちゃになった顔で説明を始める。
「人族と魔族は大昔から何度も何度もぶつかり合っていました、5年前まではほぼ互角だったのですが新しい魔王になってから少しずつ押され始めてしまっているのです。そこで人族の切り札になってもらうためにここにお呼びしたのです。異世界からの勇者様は強力な魔物の能力を引き継いでいると伝説にはあるのであなた方にもあるかもしれませんので確かめさせていただいてもよろしいですか?」
と言いながら手を伸ばすと突然銀色のカードあらわれた。どうやら魔法のようだ、やっぱり異世界には魔法があるもんなんだな~。
「これわはステータスカードと言ってその人の強さを書き示してくれるカードで身分証にもなります。そのカードに血を1滴たらすと情報が読み込まれますので試してください」
全員に配り終えるとそれぞれが血をたらし始めた、ちなみに俺のステータスはこんな感じだ。
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佐藤純 17歳 男 レベル:1
継承 レアスライム (完全吸収)
体力:5
筋力:5
耐性:5
敏捷:5
魔力:5
魔耐:5
スキル:言語理解
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平均を知らなくても分かる、たぶん俺弱いわ........
少しだけでも俺Tueeeをおもい浮かべたがそれは無理そうだ、しかも継承がスライムとか最弱かもしれん。
周りを覗き見ると俺は驚愕したステータスが全然違うのだ、例えば幼馴染の加藤由衣だと
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加藤由衣 17歳 女 レベル:1
継承 フェンリル (嗅覚超強化) (身体超強化)
体力:100
筋力:200
耐性:100
敏捷:200
魔力:50
魔耐:100
スキル:言語理解・身体強化LV1・筋力強化LV1・敏捷UPLV1
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なんだこの差は敏捷なんか40倍だしフェンリルなんて伝説の生き物だし違いすぎるじゃないか、神は死んだorz
落ち込んでいるときにヒョイと竹山誠にステータスカードを見られた。くそ最悪な奴に見られたな、ちょっとしたことを盛に盛って騒ぎ立てる、しかも正確な情報をよく流すからみんなが簡単に信じてしまうのだ。
すると案の定言いふらし始めた、本当に鬱陶しいやつだ、これは厄介なことになってきそうだ。
「おい、純の奴ステータスオール5だぜしかもスライムが継承モンスターとかハハハハハハハハーハハハハハ」
「えーマジ雑魚すぎっしょ、マジ受けるんだけどープププププププ」
早速俺の糞ステータスがクラス中に広まり始めた。これは本当にやばい、何か対策を取らなきゃな。しかしここで救世主登場!!俺の唯一の親友、斎藤義一がさっそうと現れた。
「同じクラスの仲間を馬鹿にするのは良くないんじゃないかなー、好きでこのステータスなっているわけじゃないのに人の気持ちを考えてやれよ!」
こいつ本当にいいやつだ、あれ目から汗が(ゴシゴシ)義一と親友になれたことが俺の人生の良かったことTOP10に入るといいきれるだろう。
何とか落ち着いたところでこれからどうしようかと考えることにした。