第5話
レニーは
「ボラリカは地球の石器時代に近い文明でハーテは古代ローマ帝国に近い文明です。お客様の現世生活資料から趣味思考を考慮致しますと、ソワーシンが最も最適と思われます。」
個人情報保護法は?とオモッタガ
「ソワーシンの何が最適なの?」
レニーに聞くと、資料を見ながら
「お客様は、テレビゲームと漫画等に1日の内かなりの時間を費やされておりますので深く傾倒されてると感じられます。従って魔法使い等ファンタジーに近い文明のソワーシンが最適ともうしあげました。」
思わず
「悪かったなニートで。」
自嘲気味に言った。レニーは
「それでは来世はどの文明になさいますか?」
やはり石器時代やちょっと惹かれる古代ローマよりファンタジーに限ると
「ソワーシンに決めました。」
レニーが
「本当にソワーシンで宜しいですか?」
頭に某黒い司会者が出てきてファイナルアンサーと聞かれる映像がよぎって思わず
「ファイナルアンサー。」
と言ってしまった。
「ではこの来世転生場所届けににサインをしてください。」
レニーは突っ込みもせず淡々と届け要所を差し出した。サインをすると
「お客様、おめでとうございます。来世転生場所は決定いたしました。」
レニーに事務的に祝われたが、場所は?他に何か決定するんかい。