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第4話
地球に戻れないということは
「じゃあ、ずっとここにいなきゃならないわけ?それならばもう殺してくれ。」
こんなワケわからない場所に永遠といるくらいならとニレーに懇願すると、若干困惑しながらもニレーは
「最初に申し上げたように、お客様の希望通りに異世界となると必然的に地球上に戻すことは無理です。従って来世は同系列の支店異世界となります。」
思わず
「何その系列企業みたいな仕組み。」
と突っ込んでしまった。ニレーは
「まぁ世の中なんてその様なものです。それとここから具体的に来世の話をしたいとしたいと思います。」
と、ニレーは事務机の一番下の引き出しから一冊の本と契約書のような紙を出しながら
「お客様のポイントが最大限に使える異世界は、このようになっております。」
※ボラリカ
※ソワーシン
※ハーテ
「星?の名前だけ出しても文明的なものが分からないから具体的な説明をしてくれ。」
どれも石器時代等だったらどうしようと内心思いながら聞いてみた。