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『影織りの王冠』(かげおりのおうかん)  作者: AQUARIUM【RIKUYA】
◎第Ⅰ部 — 王都の影 -
7/21

第7章「裏切りの刃」


夜の宮廷、月明かりが大理石の床を銀色に照らしていた。

リュカは秘密裏に動く影のように、廊下を進んでいた。


「リュカ……」

背後から低く囁く声。振り返ると、そこにかつての盟友アレンが立っていた。

かつては信頼しあった友であったが、今はその瞳に冷酷な光が宿っている。


「なぜ、こんなことを……?」

リュカの声は震えていた。


アレンは冷笑を浮かべた。

「王位を巡る闘争では、友情など意味を持たない。お前の力が邪魔なのだ」


一瞬の間に、アレンは剣を抜き放ちリュカに斬りかかった。

リュカは影の力を使い、間一髪で避ける。


「これからは敵だ。覚悟しろ」

アレンは冷酷に言い放ち、そのまま闇へと消えていった。


裏切りの刃はリュカの心に深い傷を残し、これまでの信頼が音を立てて崩れていった。


彼は再び立ち上がり、力の使い方を磨く決意を新たにした。

王国の未来を守るため、そして失われた絆のために――。


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