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廷治国家の存亡  作者: ヨサイイ
第一章 結局は俺が正しいのだよ
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第二話 let's go

結構更新遅れました。すいません。

委任裁判官は裁判資料として住所、家系情報、仕事などなど様々な事を警察に聞くことができる。まあ余罪とかは警察の仕事じゃないらしいから自分で探すしかないのだが。と言うかそれこそ警察の仕事だろ怠けすぎなっ!とりあえず俺は鉄道を使いルミル村へ向かった。素性は調査のため致し方なしという場合を除き明かしてはならないというルールがあるので変装して向かった。ルミル村までは片道10時間はかかった。古い路線でレールの老朽化が進んでいるためでかなり時間がかかった。

「ここがルミル村か聞いてたよりもかなり綺麗なとこだな。」赤煉瓦造の家が立ち並び、遠くの方にライ麦畑が広がる風流豊かな景色が広がっている。パンを買ったりしてぶらぶらしているうちにレミルの家に着いた。よーし、実は今回が初めてのハイエナでちょっと怖い。でも先輩からアドバイスをもらったから大丈夫だ。まずドアを4回ノック。その後笑顔で対応。素性を明かし、事情調査。よし、勇気を出してドアを4回ノックした。「ゴン、ゴンゴーン…………」「いねえのかよ!」仕方ない他の家に当たろう。舗装されていない方の道路を歩いていると楽しげに遊ぶ、2人の子供がいた。こいつらの方が正直に答えてくれそうだな。「キミたち!」「何ー?というか誰ですぅ?」「僕はね。レミルさんのお友達なんだけど?レミルさん最近変わったことある?」「知ってる知ってるー!2週間前に遊んだよー。変わったことというがレミル姉ちゃんはいつもくよくよしているんだけどたまにとっても頼りになる人だね。」

んー、流石に子供となるとあんまり有益な情報は得られないか。「ありがとう。ごめんね遊びの邪魔しちゃって。」そう言い立ち去ろうとすると子供のうちの1人が俺の腕を掴みこう言った。レミル姉ちゃんっていつ帰ってくるの?最近どこにもいないんだよ。」「え!?」「3日前にサングラスのおじさん2人と一緒に都会に行ってくるって言ったきり、、」俺の心は揺らいだ。その場はなんとか凌いだ。俺がどうなるか決めるんだぞ、、死刑にしてやろうと思っていたが、それより30年間きっちり反省して再会って方が、、。俺はどうしたらいい?そんな気持ちが芽生えた。そして俺は六法全書をめくり、委任裁判官の心得を何度も読んだ。

「公共の利益の方が大切、個々の感情に流されない。自分らしく国らしく、裁判官様のために尽力×3」

よし、こうしてなんとか気持ちを振り切り、歩き始めた。さて調査再開としよう。次は村長の家に行くとするか。村長の家はレミルの家ととても近く何より一際大きいのですぐにわかった。

「デカ過ぎだろ!全く何をしたらこんな豪邸住めるんだよ。怪しい商売でもしてんじゃねーの?」

ヤベッ悪く言い過ぎた。村長に聞かれてたらどうすんだ!第一印象は一番重要なんだぞ。

「訂正します。トニカクスゴイデスネ」「はははっ 一人で何やってるんですか」若いどこかで聞いたことのあるような声をした女性が話しかけてきた。振り返ってみてみるとレミルと瓜二つの女性だった。

「レレレレレレミルゥ?!」「え?姉さんのこと知ってるんですか?ということは知り合いで?」

ちょっとあまりにも予想外の光景で動揺したが冷静になれ、、多分話的に双子の妹だろう。「えっとあの、村長にレミルさんのことをお伺いしようかと思いまして、」

「私が村長ですよ。ふふっまあ無理もないでしょうね普通村長って聞いたら老人を思い浮かべますもんね。まあ話を聞くわ。上がって」そう言い豪邸の玄関を開けた。見た目の通り相当でかい大豪邸だった。迷路のような部屋の数々を通過して、最後は庭園を横切り応接室についた。「私の名前はレーニアス・コルテわかってると思うけどレーニアス・レミルの双子の妹だよ。先に私から質問してもいい?」レーニアス・コルテ、、確かに家系図の名簿に載ってたな。「はいどうぞ」「その姉さんとはどういう関係で?」よしきたここで素性を明かすぞ。そう思った瞬間、さっきの子供達との会話を思い出した。「本当にいい人なのー!また遊びたい!!」、、、、レミルはいろんな人に心配されているだろう。素性を明かすということは彼女を心配している妹に姉が死刑の危機に瀕していることを伝えるということでもある。そんな残酷なこと言えるわけがない。「えっーーーと、、そのわたくし、化粧品会社を経営しておりまして、この前レミルさんが面接を受けまして、見事合格した旨を村長の方に通達しに参りました。なのであまり深い間柄ではございません。」勇気が出なかった。やっぱ弱いな自分。そんな俺とは裏腹に笑顔になる彼女。「よかったぁ。2週間前に行方がわかっていなくて心配で心配で。よかった職を探したってわけかー。いやその実は1年前この辺一体が火事に見舞われまして、、その姉さんの友人が被害に遭われて、、亡くなられたんですよ。それから様子がおかしくなって自傷行為をよくするようになったんです。姉さんはしてないっていうんですけと明らかに腕や首に切り傷が増えていっててそれで、もしかして、、、、、自殺でもしたんじゃないかって思ってたんですよ。」「なるほど、それは心配になりますよね」

この発言からある可能性を見出した。それは彼女は放火殺人を行ったのではないかということだ。「その火事の火元はなんなんです?」

「タバコでした。」なるほど確か裁判資料にはレミルはベビースモーカーと記載されていたな。「疑っているわけじゃないんですけどレミルさんってヘビースモーカーだったりします?」「いえいえ、一度も吸っているところ見たことありませんよ」うん?なんか辻褄が合わないな。どういうことだ?隠れてコソコソ吸っていたってことか?後最後に一つ素朴な疑問があるな。「あの、最後になんですけどこの村って特殊な風習ってあります?例えば投票でいじめる人を決めるとか」「いいえ、そんな風習はありませんね。まあ、投票関連でいくと、この村の村長は3年に一回投票で決まりますね。ちなみに私は2位だったんですけど、一位の子が火事で死んじゃったので、、」「なるほど、いろいろ今日はありがとうございました」「いえいえこちらこそ。」そう言い、調査は終了した。さっきまでの話を総合すると、レミルは妹を村長にするために、友人を殺した。つまり、身分のため、もっといえば、村長だけが住める豪邸の権利を得るために殺した。そういった類の殺人鬼だ。ちなみに放火はジャスト10ポイント引かれる罪だ、これで死刑にすることができる。しかし俺は心の隅奥にしまったあの感情が爆発寸前だった。全然眠ることができなかった。

一応、この作品は春休みで暇だったために書いたものです。なので、物語自体は完成しているんですよねぇ。でも、紙に書いているので文字に起こすのがしんどい!まあ、これからは火曜木曜日に更新できるよう尽力します。もし面白ければブックマークとかしていただけるとハッピーです。

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