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昭和の歌詞は物語りのように作られていて詩吟みたいだな。と、コロンは思う。

 ある朝。


 鏡の前で素敵なブラウスを着るコロン。


 なんか変。


「あっ!ボタンを掛け違えてる」

 仕方ないのでボタンを外す。

 そこでコロンは思った。


「なんかさ〜…ボタンを掛け違えた歌あったよね」

 掛け違えたボタンが…って。


 あ、チャゲアスの歌だ。

「本気でははんふふん…」


 本命の彼女に二股を疑われ、会話のどこかで掛け違えたボタンがあるかもしれないけどなんとか誤魔化そう、本気で誤魔化そう、彼女が確かめるような顔で見てくるけど絶対に目を晒さないで嘘を貫こう。


 って全力で歌うやつ。

 ザ★クズの歌。

 でも。

 でも男心がダダ漏れで、なんだかセクシーだなぁと思う。


 久しぶりにチャゲアスが聴きたくなったコロン。

「チャゲアスのCDあったと思う」

 と、旦那様にお願いして前の家に取りに行ってもらった。

 手渡されたケースを開けると、チャゲアスのCDと共にチェッカーズのCDが出てきた。


「2枚入りだった(笑」

 あるある。




 車を運転しながら懐かしのチェッカーズを聴く。


 ♪好きな娘の影がほかの男と重なるのを外からこっそり見てて、悔しいから嫌がらせで鳴らしたバイクのクラクション〜

 …のところで


「♪ペッペーーー!」


 毎回合いの手を入れてあげる。


「♪ビッビーーー!」


 よりバイクのクラクションに近いのはどちらかな?と研究している。





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