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バイキングレストランでコロンは見た

少し前の話です。









 友人と近所のバイキングレストランのランチに出かけた。


 サラダ用の野菜やご飯やパン、ピザからカレーやスープ、その他色々な惣菜やデザートの甘いものなどがカウンターに並んでいる。


 2人席で、友人はカウンターを背に座り、コロンはカウンターが見える位置に座った。


 お互いに好きなものを皿に乗せ、美味しい感想などを言いながら食事を進めた。


 すると一つ空いた隣の席、コロンたちと同年代かな?夫婦で来ていたご主人さんが立ち上がり、カウンターに向かった。

 そこでしばらく色々眺めた後、皿にカレーやサラダを乗せてから、味噌汁をお椀によそっているのが見えた。


 テーブルに戻ろうと振り返ったご主人さんの右手に皿、左手に味噌汁。


 なみなみとよそった味噌汁の中に親指が入っているのが見えた。

 かなり熱いのだろう。ご主人さんの顔は真剣そのもの。

 隣の席に着くまでに我慢の限界が来たらしく、コロンたちのテーブルに一旦味噌汁が置かれた。

 ダウンタイム、休憩とも言おうか。


 一部始終を見ていたコロンと違い、突然味噌汁が置かれて驚く友人。

 奥さんもびっくりして「えっ!」とか声が出てた。


 そこでコロンも限界きた。


「あははっ!!!いや!熱かったよね!絶対熱かったよ!だって指入ってたもん!休憩は必要だよね!!」


 もう笑いが止まらなかった。

 え?え?って顔する奥さんと友人にわかるように説明したいけど、笑ってしまって言葉が紡げなかった。

 なんとか伝えると奥さんもコロンの様子に笑ってるし、友人も笑ってた。

 ご主人さんも「すみません」とか気まずそうだったけど笑ってた。


 食事中、笑いの止まらないコロン。

 だって熱々のスープの中に親指入れながら、あちちあちちとこっちに向かってきて、どーすんのかなー?と思ったらコロンたちのテーブルに乗せたんだよ?


 笑うでしょ?



 クックック…



 クックック…




 笑いを堪えたり、堪えなかったりしながら食べてたら…



 ご主人さんの機嫌がだんだん悪くなってきた雰囲気を感じた。

 そして一瞬恨めしい顔してコロンを見た。



 ご機嫌ななめか!


 気にせず笑った。

 だって最高に面白かったもん。




 





猫の調子がぐんと良くなって、解決に向かい始めたのでお祝い投稿です。


ご心配してくださりありがとうございました。


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