ベルナデッタさんと福沢諭吉
遺体の死蝋化のお話になります。
苦手な方はお避けください。
よろしくお願いします。
異世界のヒロインといえば、だいたい「聖女」だよね。
異世界じゃなくて現実世界の「聖女」は、ルルドの泉にいるベルナデッタさんかなと思う。
知ってる?
神に愛されしベルナデッタ・スビルーさん。
200年の時を経ても腐ることなく、お肌ツヤツヤのまま眠り続けるベルナデッタさん。
《 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%BC 》
Wikipediaベルナデッタ・スビルーより。生い立ちや、聖女となるまでも面白い。
ふっしぎー。
死蝋化って言うんだって。
《死蝋(しろう、屍蝋・屍蠟とも)は、永久死体の一形態。死体が何らかの理由で腐敗菌が繁殖しない条件下にあって、外気と長期間遮断された果てに腐敗を免れ、その内部の脂肪が変性して死体全体が蝋状もしくはチーズ状になったものである。鹸化したものもみられる[1]。ミイラとは異なり、乾燥した環境ではなく湿潤かつ低温の環境において生成される。》
《 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E8%9D%8B 》
Wikipedia死蝋より
日本では、福沢諭吉がそれになってたって。
彼の遺体も死蝋化していたんだよ。
1901年に66歳で死去した福沢諭吉。
死後76年。分骨のため、埋葬されていた棺を掘り起こすと…
そこには生前の姿のままの福沢諭吉が、仰向けで手を胸の前で合わせ眠っていたんだって。
両目と足の指は無くなっていたけれど、それ以外ほとんど無傷。
開けた時びっくりしただろうな〜。
地下4メートル付近。外気から完全に遮断された地下で、棺の中に流れ込んでいた地下水が防腐剤のような役割を果たすなど、奇跡的な条件が重なっての保存。
(当時の関係者の話では、諭吉のカラダには茶葉が着いていたそう。(たぶんあの世でも飲めるようにって棺に入れたやつ)それも「抗酸化作用」があったのではないかとかなんとか…)
慶應義塾大が遺体の永久保存を希望したけれど、遺族は火葬を希望。
1977年5月23日。火葬されました。
人間のカラダって不思議。
★ 物語としては「ロザリア・ロンバルト」ちゃんも面白い。