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強い薬を飲むコロン

「いてて…」


 すぐお腹が痛くなる。


 痛くなってしばらく我慢しても治らなかったら病院へ行ってお薬をもらう。


 ここ最近ずっとお腹が痛かった。

 夜中に痛みで起きる日が続いたので、前にもらった残りの薬を飲んでいた。

 が、そのお薬がなくなったので、貰いに行くことにした。


 飲んでいる薬の名前を覚える。


 運転中も、駐車場に車を止めるまでも、薬の名前を繰り返し呟く。



 ここのドクター同年代でめっちゃイケボ。

 重低音で「今日はどうしました?」とか。

「先生めっちゃイケボですね」と言うと「え?ああ、声だけはよく褒められるんです」なんて。



「今日はどうしました?」

「胃が痛くて…別の病院でもらって飲んでいたお薬がなくなったので、こちらで処方していただこうかと…」

「なんて薬?」




 ???え?え?なんだっけーー!!泣




「…なんだっけ…えっと…さっきまで覚えてたのに…出てこない(泣)」


「〇〇?」

「う〜ん。違う。なんか戦ったら強そうな名前の…」

「強そう?〇〇?」

「ううん。えっと…ウルトラマンが使いそうな…」

「〇〇?〇〇?」

「違う…待って待って…えっと…」


「あ〜。わかった。ネキシウムでしょう?」

「それ!」


 若い看護師さんが笑ってる。

「ネキシウムって戦ったら強そうなんですか?」

「うん。強いと思うよ」と先生。


「良かった〜!強そうですよね?」伝わってホッとするコロン。

「うんうん。強そう。じゃあこれ出しておくね」

「お願いします」




 このところずっとネキシウム光線で戦っているコロンであった。






 シュワッチ。











冷えとか年齢とか原因だと思う。

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