表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
77/365

第77話 サービスエリアにて

オレの名前は『みたらし』。

二歳の柴犬だ。


高速道路を運転していたパパさんは、途中のサービスエリアに入った。

よし、休憩、休憩。

ん? ドッグランがあるの?

身体が固まっちゃったからな、ちょっと運動しようぜ。


パパさんも同じことを思ったらしい。

リードに繋いでもらい、オレはパパさんママさんと一緒にドッグランに向かった。


と、パパさん目掛けて、よその家の柴犬が突進してきた。

長時間の車の運転で、すっかり身体が固くなっていたパパさんは、見事にコテンと転がった。

マンガみたいだ。


片手にカメラを持ったオジサンが慌てて駆け寄ってくる。

オジさん、パパさんに平謝りだ。

パパさん、大丈夫ですよーーって、その子を撫でながらニコニコしてる。


あれ? お前、どっかで見たことないか?

パパさんも気付いたようだ。


こいつ、あれだ。

オレと同じYou Tuber犬の『くるみゆべし』だ。

登録者数、ン十万人の、超人気犬だ。

パパさん、大感激して、オジさんに握手してもらっている。


後日、その日のモノらしい動画を見つけてパパさんはドキドキしながら見ていたが、結局一秒たりとも映っていなかった。


どんまい、パパさん。

そして今日も、まだまだ暑い一日が続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ